28:名無しNIPPER[saga]
2018/04/05(木) 21:53:30.39 ID:VJopLZOR0
凛「笑って」
卯月「──え?」
凛「ごめんね。頭の中がなんていうか沸騰しちゃってて、もう卯月の声が聞こえないんだ」
卯月「凛、ちゃん……?」
凛「だけど、音なんてもうどうでもいいんだ。音だけじゃない。コーヒーの香りや味だって、もうどうでもいい。……ふふ、やっぱり私カフェイン依存症ではなかったみたい」
卯月「凛ちゃん……何を言って……」サー
凛「あぁ卯月。そんな顔しちゃダメ、私は卯月の笑顔が見たいんだから。ね、笑って。卯月、笑って?」
卯月「ゃ、だ、ダメです。私の笑顔には禁止薬物と同じ効果があるんですから」
凛「何、聞こえない。もっと大きな声でしゃべってよ。何も聞こえないよ卯月?」
卯月「凛ちゃん……」
凛「わかんない。なんで笑ってくれないの。今までずっと笑ってくれてたじゃん。私の顔を見て笑ってくれてたじゃん。それが”普通”だったじゃん」
45Res/26.47 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20