15:名無しNIPPER[saga]
2018/04/05(木) 21:50:57.75 ID:2q1m73wA0
――街中、横断歩道
ありす(信号、長いな……)
ありす「あっ」
16:名無しNIPPER[saga]
2018/04/05(木) 21:53:28.60 ID:2q1m73wA0
「面白いもん見つけたら文香ちゃんにお土産買ってきてあげるからさー、いつもみたいにいいでしょー?」
文香「あの……それは……」
17:名無しNIPPER[saga]
2018/04/05(木) 21:54:32.74 ID:2q1m73wA0
「ありがとー文香ちゃん♪ それじゃまた明日学校でねー」
文香「……」
18:名無しNIPPER[saga]
2018/04/05(木) 21:57:53.21 ID:2q1m73wA0
――河川敷
ありす「……!」タッタッタッタッ!
ゆっこ「ありすちゃーん! ありすちゃーん!」ヒューン!
19:名無しNIPPER[saga]
2018/04/05(木) 21:58:30.49 ID:2q1m73wA0
ありす「魔法少女の力……それは、私なら使えるんですよね? 魔物退治は、ちょっと怖いけど……でも、文香さんを――」
ゆっこ「ストップです、ありすちゃん」
20:名無しNIPPER[saga]
2018/04/05(木) 21:59:38.05 ID:2q1m73wA0
ゆっこ「はい。だから、たぶんありすちゃんが考えていること……魔法の力で相手をコテンパンにするのは、なんの解決にもならないんですよ。サイキックパワーでも一緒です」
ありす「そんな……でも、魔法の力があれば、悪い人をやっつけることが出来るじゃないですか! それなら……」
ゆっこ「うーん、なんと言えばいいのか……分かりました! それじゃあ、ユッコから1つ宿題を出します!」
21:名無しNIPPER[saga]
2018/04/05(木) 22:00:41.75 ID:2q1m73wA0
――夜、事務所
ガチャッ!
ありす「ただいま戻りました」
22:名無しNIPPER[saga]
2018/04/05(木) 22:04:42.22 ID:2q1m73wA0
ありす(……文香さんを助ける方法。文香さんの学校に連絡して、カツアゲの話をする……いえ、でも学校側がまともに取り合ってくれるかどうか)
ありす(それなら、いっそのこと警察に……いえ、警察沙汰になったら逆に恨みを買われる可能性もありますね)
ありす(どうすれば……)
23:名無しNIPPER[saga]
2018/04/05(木) 22:06:25.53 ID:2q1m73wA0
P「今の話ってさ、その困っている人は、何度助けたとしてもずっと同じことで困るってことだろ?」
ありす「はい」
P「てことは、何度助けても変わらないんだよ。そんなの、助けるほうも大変だろ?」
24:名無しNIPPER[saga]
2018/04/05(木) 22:06:54.47 ID:2q1m73wA0
――事務所(廊下)
P「……困っている友達でもいるのかな」
25:名無しNIPPER[saga]
2018/04/05(木) 22:08:20.08 ID:2q1m73wA0
――翌日、橘宅(玄関)
ガチャッ!
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