187:>>1だよ[saga]
2018/05/06(日) 16:32:14.01 ID:9opB2M4v0
〜タマムシジム〜
エリカ「リーグから指示が出ておりまして、街に潜んでいた犯罪組織を撃退したとして3つ目のジム踏破以上の実力を持っていると」
レッド「えっ、じゃあ戦わなくてもいいんですか」
エリカ「そういった旨の文面が、今朝リーグから届きました。はい、こちらがジムバッジとなります」
レッド「あ、ありがとうございます……なんかしっくりこないな」
エリカ「レッド様」
レッド「ジムリーダーさんが一介の挑戦者に様付けなんてやめてください……」
エリカ「……街の住人は、貴方の勇気ある行動と選択に言葉では言い表せない程感謝しています。勿論、私も」
レッド「……そういうのは、ピジョンとけーちゃん……ユンゲラーに言ってあげて下さい。俺は後ろから見てただけだ」
ユンゲラー「……え? いや、むしろ私はお父さんの指示に従ってただけで私こそ何にも貢献できてないっていうか……凄かったのはお父さんとお母さんです!」
ピジョン「ほぼ全部けーちゃんとレッド君の功績じゃん〜。私は何にもしてません」
レッド「いやいや、2人とも獅子奮迅の活躍だったろ。謙遜しすぎでは?」
ユンゲラー「それお父さんが言う?」
エリカ「……ふふっ、素敵な絆ですわね。タマムシジム一同、貴方の旅路に幸がある事をお祈りしています」
〜7番道路〜
ピジョン「んふふ〜♪」
レッド「いつにも増して笑みが深いな」
ピジョン「私ね〜、レッド君のああいうとこ大好きだよ〜」
レッド「ちょ、胸に顔を擦り付けてくんな!」
ユンゲラー「……私はお父さんがいないと戦えない」
レッド「イワヤマトンネルで見せてくれたじゃないか。けーちゃんには多分天性の戦闘センスがある。偶然付いてるトレーナーが俺ってだけだよ」
ユンゲラー「……違うよ」
レッド「……よしよし。何も違わないさ、けーちゃんは凄い娘だよ」
ピジョン「じゃあ言い方を変えるね。私達はレッド君がいなくても戦えるけど、レッド君がいないと戦う意味がないの」
レッド「……?」
ユンゲラー「……私は強くなりたくて一緒に付いて行きたいって言ったけど、実は今は違う」
レッド「えっ、そうなのか?」
ユンゲラー「けーちゃん、って名前も付けてもらって、沢山お世話してもらって……気付いたら、元いた場所よりここが居場所になってた」
ピジョン「けーちゃん……」
ユンゲラー「私は強くなってもっともっとお母さんとお父さんの力になりたい。最初、強くなる事は目的だったけど、今はお母さんとお父さんを護るための手段でしかない」
レッド「……ありがとう、けーちゃん。俺ちょっと泣きそうだよ」
ユンゲラー「な、なんで?」
〜8番道路〜
レッド「けーちゃんがかわいすぎて生きるのが辛いわ……尊い……すき……」
ユンゲラー「? 私の方がお父さんの事好きだよ、多分」
レッド「あっもう無理。尊すぎて涙出てきたわ。ガチ泣きする奴だわコレ」
ピジョン「もう、しっかりしてレッド君。ほらトレーナーさん出てきたよ。戦わないと」
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