125:名無しNIPPER[saga]
2018/04/16(月) 00:48:59.56 ID:cLpd9cjd0
〜ディグダのあな〜
ダグトリオ「……待たせたな」
レッド(薄暗い髪色の美人3人組か……)「読者はなんだかお前を待ち望んでいたようだな」
ダグトリオ「私は初代ポケモンにおいて猛威を振るったからな、素早さ依存の地割れにタイプ一致の地震、ひこうタイプ対策のいわなだれに紙耐久を補うどくどくや影分身……私を採用しない理由を探す方が難しいレベルで私は優秀だ」
ユンゲラー「よく分かんないけどあいつむかつく……まだ? まだ攻撃しちゃダメ?」
ピジョン「どうどう、お母さんとゆっくり指示を待とうね〜」
レッド「結論から言おう! 俺はお前……3人だからお前等か? を仲間にはしない! そもそもその気なら即戦力なんだからマチスとバトルする前にここに寄ってるしな」
ダグトリオ「な、なんだと……!? 正気で言っているのか……! 私はタイプ相性もレベル帯も能力値も他のポケモンとは比較にならない優良物件! 特に私は珍しく人型に生まれたし、恥ずかしいが、そ、そういう需要もあるのではないか! ほら、今であれば何も抵抗する事なくボールに収まってもいい!こんなチャンスは滅多にないんだぞ!」
レッド「そんな目に見えて狼狽するもんかね……」
ユンゲラー「〜〜〜!」
ピジョン「よ〜しよしよし、まだ我慢だよ〜」
ダグトリオ「そこの鳥とスプーン曲げより貢献して見せるぞ!」
レッド「……ユンゲラー、ピジョン。マチスと同じくらいの強敵だ、2人掛かりでかかるぞ!」
ピジョン「よしっ行くよけーちゃん!」
ユンゲラー「うんっ!あいつ絶対許さない……!」
ダグトリオ「……くっ!私は……私は……!」
ダグトリオ「……!うぅ……!くっ……ぅあ……!」
レッド「……泣いているのか」
スッ
ペシッ!
ダグトリオ「触れるな!!……優しくなどするな……その気もないくせに……!」
レッド「そう睨むなよ……」
ピジョン「私達ポケモンがこの人だ! と思えるご主人に出会える事って本当に貴重な事だからね。ちょっと気持ちはわかる気がするよ」
レッド「誰にでも言ってるわけじゃないのか……お前はお前なりに俺を認めてくれてたんだな。ありがとう」
ダグトリオ「私達はただ、私達が仕えるに相応しい主がどうかを見極めているだけだ……」
レッド「そんなお前等だったら、俺よりもっと相応しいトレーナーにきっと出会えるよ。俺じゃあお前等を持て余しちゃうだろうから」
ダグトリオ「ふんっ! 主以上のトレーナーなど、二度と現れないだろう。私は一生涯に一度きり、主に身も心も捧げるつもりで主を待っていたのだからな」
レッド「……悪いな。それでも俺はお前等を連れていく事はできない、でもさ」
ダグトリオ「……?」
レッド「こんな俺にむかついたら、誰か、ダグトリオが認めたトレーナーについて俺をぶっ倒しに来なよ。ポケモンリーグで待ってる」
ダグトリオ「……ぐすっ……ふっ、最後まで格好つけよる、望むところだ!ここで私を連れて行かなかった事、死ぬまで後悔させてやるからな!」
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