【ラブライブ!】海未「────そして、最後のページには」
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12: ◆aAGpgHyonkae[saga]
2018/04/03(火) 23:16:51.22 ID:/xxslZLRO
「にこ! 凛!? 食べ歩きなんていけませんよ!

はしたないっ!」

なんていう私ですが。

今日に限ってはそんな元気もなく。

それに、こんな顔を凛に見せたくなくて…………。

どうしたらいいかわからずに黙って俯いてしまうのでした。

花陽「……海未、ちゃん? どうしたの?」

凛「────海未ちゃん?」

花陽の心配する声を聴いて気付いたのでしょう。

凛の声にはいつもの明るさはなくなってしまって……。

あぁ、穂乃果、ことり! 私はこんな時どうしたら良いのでしょう!?

不器用な私はこんなにも弱くて────


花陽「────にこちゃん」

にこ「────凛、先にお店に行くわよ」

凛「にこちゃん、海未ちゃんが」

にこ「いいから、花陽に任せましょう?」

凛「でも、海未ちゃんが────」

にこ「だからよ」

にこの声には熱が篭っていて、

きっと、『強い先輩』のにこが顔を出しているのでしょう。

凛「……………………わかったよ」

暫く考えてそう呟く凛。

私はチラリとその後ろ姿を見送った。

……あなたの瞳に私はどう映ったでしょうか?


私は、弱い先輩、ですよね。



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