2: ◆bncJ1ovdPY[saga]
2018/04/01(日) 23:53:57.02 ID:ZQSaMPV50
今日は四月の一日。
普段なら気にすることも無いカレンダーに目を向け、百合子さんに仕掛ける悪戯についてひたすら考察を続けていた。
そう、今日は「嘘をついてもいい日」とされるエイプリルフール……。
実際は皆疑心暗鬼になってて、嘘だと見抜かれることの方が多いけど……杏奈は、こういうイベントに参加することも少ないから……バレないはず、です……。
3: ◆bncJ1ovdPY[saga]
2018/04/01(日) 23:54:23.68 ID:ZQSaMPV50
「あと、五分……」
午前のレッスンが終わる五分前。
レッスン着から着替える時間を考慮すると、十分程度で戻ってくるはず。
少しドキドキしながら、鏡を取り出して自分の顔を映す。
4: ◆bncJ1ovdPY[saga]
2018/04/01(日) 23:54:57.12 ID:ZQSaMPV50
◆
「百合子ちゃ〜ん、私ね……」
5: ◆bncJ1ovdPY[saga]
2018/04/01(日) 23:55:28.50 ID:ZQSaMPV50
「戻りましたー……」
ガチャリと扉が開き、酷く疲れた様子の百合子さんが入ってくる。
レッスン、ハードだったのかな……。
6: ◆bncJ1ovdPY[saga]
2018/04/01(日) 23:55:56.44 ID:ZQSaMPV50
「そ、その……ね……」
「ん、どうかしたの?」
「鞄の中の……見ちゃった、の……」
「え、何を……」
7: ◆bncJ1ovdPY[saga]
2018/04/01(日) 23:56:24.68 ID:ZQSaMPV50
「百合子さん、いた……」
落ち込んだ百合子さんは屋上に行くことが多い。
今回も例外ではなくて、屋上で項垂れている百合子さんを見つけた。
8: ◆bncJ1ovdPY[saga]
2018/04/01(日) 23:56:52.67 ID:ZQSaMPV50
「……でも、百合子さんも……そういう本、持ってたんだね……」
「ーーえ」
ーー終わりにするつもりなんか全く無かった。
寧ろこっちが本題で、ようやくそれに気付いたのか百合子さんは顔を真っ赤にしてあたふたし始める。
9: ◆bncJ1ovdPY[sage saga]
2018/04/01(日) 23:57:58.83 ID:ZQSaMPV50
投下終了。短いですがこれで終わりです
あんゆりの尊さがもっと広まりますように……
10: ◆NdBxVzEDf6[sage]
2018/04/02(月) 00:45:54.19 ID:vwj+Nsyu0
>>2
望月杏奈()
>>4
七尾百合子(15)
伊吹翼(14)
11: ◆NdBxVzEDf6[sage]
2018/04/02(月) 00:57:26.68 ID:vwj+Nsyu0
道具ありか、別の話も読みたい
乙です
>>2
望月杏奈(14) Vo/An
12:名無しNIPPER[sage]
2018/04/02(月) 02:49:24.69 ID:3Kmmx4T5o
乙乙
その別の話を早く書くんだ!
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