NARUTOに異物が紛れ込みました Part.4
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857: ◆.5dCvMNp2o[saga]
2018/04/20(金) 23:03:35.87 ID:2IijOjieo
一票の優しさに黒ゼツは泣いた
黒ゼツは泣きそうだった
生まれ落とされたのは母親が月に飲み込まれる時
黒ゼツは大した力もなく、孤独と戦いながら母親の復活を今か今かと待ちわびていた
そしてやっと輪廻眼を開眼する人間が現れ、尾獣もいい感じに外道魔像に封印されていっていた時にチョウズメや我愛羅などによって暁がボロボロにされた
だがそのチョウズメ自身がカグヤ本人だったのだ
そう、自分は生き返っているのに、息子が会いに来ないから怒っていたのだと黒ゼツは思った
黒ゼツ「母さんー!」
黒ゼツはチョウズメに向かって抱きつくために飛んだ
チョウズメ「……黄泉比良坂」
チョウズメはボソリと呟いて黒ゼツのダイビングの経路上の空間に穴を開けた
そしてその中に黒ゼツは入った
黒ゼツ「……え? かあさあああああああああぁぁぁ」
遠くでドボンッというドロドロの水に物が落ちる音がした
チョウズメが繋げた世界はいつもの始球世界ではなく、マグマで地面が埋め尽くされている炎と熱の世界に黒ゼツを送ったのだ
チョウズメ「…………マダラに勝った!」
ハナビ「チョウズメさん」
フウ「大丈夫? マダラと戦うことがわかってから、夜うなされてたっすからね」
チョウズメ「……逆になんか辛い。あんなに僕を殺したマダラがあんな……えぇ」
チョウズメは何故か負けた気がした
マダラを撃破した
黒ゼツを殺した
チョウズメは敗北感を味わった
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