NARUTOに異物が紛れ込みました Part.4
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35: ◆.5dCvMNp2o[saga]
2018/04/01(日) 00:38:30.54 ID:9Qf3Gvp/o
イタチ「……君は本当に厳しいな。志村ダンゾウ、木の葉の根のトップに言われたんだ。うちはと共に戦い、木の葉を荒らして皆殺しにされるか。それとも自らの意思で皆殺しにして、未来があり、うちはに染まりきっていないサスケだけを救うか。そういう選択を迫られた」

チョウズメ「……」

サスケ「……」

サスケは愕然としていた

イタチが恨ませようとしていたのは、サスケが生き残るために強くなってもらうため

イタチが皆殺しにしたのは、うちはが戦争をしようとしたため

イタチがサスケだけを殺さなかったのは、何も知らない無垢な子供だからこそ、生かしてもらっていただけだったことに

イタチ「俺が中忍試験あとになぜ現れたかわかるか?」

チョウズメ「今の話の流れなら、イタチさんがまだ生きていて、サスケを排除させないように脅しをかけたってことですか?」

イタチ「そんなところだ。あの件がなければダンゾウはサスケを殺そうとしただろうからな。三代目様が消えたから、真実を知っているのは過激派のダンゾウに御意見番の二人だけになっていた」

サスケ「……俺を強くしたかったのは分かる。だけど、なぜ兄さんを恨むように仕向けたんだ! 俺はチョウズメに止められなければ兄さんを殺しに来ていた」

サスケは無意識に兄の呼び方が戻っていた

イタチはその事に泣きそうなほど嬉しくなるが、それを堪えて話すと決めた全てを口にする

イタチ「俺はお前に殺されることによって、うちは一族の敵を討った木の葉の英雄にサスケを仕立て上げようとした」

サスケ「……ぐっ」

サスケは泣いた

サスケは愛されていたが故に、イタチにあんな仕打ちをされていたのだ

全てはイタチがサスケを愛するが故に


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