「それでは、勇者の面接を始めます」
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22: ◆CItYBDS.l2[saga]
2018/04/07(土) 10:59:31.52 ID:hNg45iQ40

行政官「それでは採決をとりましょうか」

行政官「不可」

大司教「不可」

剣聖「不可」

行政官「では、満場一致で不可ということで」

大司教「皆、なかなかの逸材ではあるのだが、伝説を継ぐ男を選ぶとなるとどうも選好みしてしまうわい」

剣聖「・・・勇者選考が困難であるのは仕方あるまい。本来、国が勇者を決めるという事態が異常なのだ」

行政官「仰りたいことはわかりますが、この差し迫った状況下で国民に安心を与えるには『勇者』の存在が必須なのです」

行政官「お二人も、それを承知の上でこの仕事を請け負ったのでは?」

大司教「だからこそ、慎重にならざるを得ないのじゃ」

剣聖「・・・」

行政官「まあ、そこは同意します。勇者に倒られでもしたら元も子もありませんから」

行政官「えっと、今日はあと一人。勇者候補がいらっしゃってるようですね」

大司教「はあ、儂らの仕事は終わりが見えないのう」

行政官「勇者候補の選定は、情報部が全力で継続中ですからね。嬉しいことに勇者候補には事欠きませんよ」

大司教「あな素晴らしや」

剣聖「憎々しい情報部のやつらめ」

行政官「では、お待たせするのも悪いので。早速、入っていただきましょうか」

行政官「次の方、どうぞー」

???「失礼する」

剣聖「・・・」


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