26:名無しNIPPER[sage]
2018/03/30(金) 15:09:20.54 ID:kXRWmwK70
忍野「こんな話を知っているかな。背後に何かの気配を感じた時、左から振り向いてはいけない」
阿良々木「あぁ、聞いたことがある。確か左から振り返ると見えるんだっけか、幽霊が」
忍野「そう、その通りだ。そして、左に振り向く時と言うのは、人間は左右どちらに回るかな」
27:名無しNIPPER[sage]
2018/03/30(金) 15:10:21.86 ID:kXRWmwK70
阿良々木「じゃあ、あの柵は…」
忍野「あぁ、あれは別に専門家の仕事とかそう言うことではないと思うよ。余りにも左回りでの目撃翌例が、目撃翌霊が多いから封鎖したってだけだろうね」
阿良々木「じゃあなんで右はそのままだったんだ?」
28:名無しNIPPER[sage]
2018/03/30(金) 15:13:23.81 ID:kXRWmwK70
おしまい
ありふれた怪談でもいいので
何か思いついたらネタをください
それまでは、思いつく限り書いていきます
29:名無しNIPPER[saga]
2018/03/30(金) 16:25:16.18 ID:kXRWmwK70
阿良々木「あ、こんなのもあったな」
忍野「お、どんなのかな?」
阿良々木「ちょっと時間は進むんだけれど、大学で一人暮らしをしているやつの話なんだが…」
30:名無しNIPPER[sage]
2018/03/30(金) 16:26:30.77 ID:kXRWmwK70
阿良々木「それは単にそいつの性質であって、不思議でもなんでもない!」
忍野「いやいや、歌が苦手な僕にとっちゃ充分不思議だけれどね。それで?」
阿良々木「まぁここまでならよくありがちな話なんだが、ある日、ふと友人に言われたらしい」
31:名無しNIPPER
2018/03/30(金) 16:27:28.78 ID:kXRWmwK70
忍野「あぁ、途中で何か見えた場合、そこには実際に何かが居る、ってヤツだね。ただこのお呪い自体は、成功率はそこまで高くない筈だ。それに、殆どの場合何もいないから、成功したのかどうかも判別できない」
阿良々木「あぁ、そいつも、何かが見えた訳じゃないらしい」
忍野「奇妙な言い方をするね、何も見えなかった、じゃなく何かが見えたわけじゃない、なんて」
32:名無しNIPPER
2018/03/30(金) 16:28:31.18 ID:kXRWmwK70
阿良々木「まぁ、それでも何かの間違いだと思って忘れようとしたらしいけれど。家賃も安くてそこそこ広かったから」
忍野「因みに、どれくらいの部屋だったのかな」
阿良々木「八畳一間、キッチンありでセパレートタイプ。これで家賃は3万を切っていたらしい」
33:名無しNIPPER
2018/03/30(金) 16:29:33.52 ID:kXRWmwK70
忍野「ま、今と余り変わらない生活だったけれどね」
阿良々木「やっぱホームレスかよ!」
忍野「いやいや、住所不定じゃ色々面倒な所もあったからね。書類上の家はあったよ。ただ帰っていなかっただけで」
34:名無しNIPPER[sage]
2018/03/30(金) 16:30:46.91 ID:kXRWmwK70
阿良々木「それで、大家さんは何故か上機嫌だったらしい」
忍野「さっそくらしいって付いてるけどね」
阿良々木「…」
35:名無しNIPPER
2018/03/30(金) 16:31:45.38 ID:kXRWmwK70
忍野「いやぁ、これはこれは。マジモンの怪談話だね」
阿良々木「一応、その後気になって事故物件じゃないかとか調べたらしいんだけれど、何も出てこなかったらしい」
忍野「阿良々木君、その子はまだその部屋に住んでいるのかな。だとしたら早々に出て行く事をおススメするよ」
36:名無しNIPPER
2018/03/30(金) 16:32:54.23 ID:kXRWmwK70
忍野「どうだろうね。例えば、転勤や卒業などで引っ越した場合は、確かに何事もなかったと言えるだろうけど、何かが起きたから引っ越した、と言うケースもあるんじゃないかな」
阿良々木「でも、そんな部屋なら誰も住みたがらないんじゃ…」
忍野「その通りだ。誰だって、この僕だって進んで住みたいとは思わない。けれど、持ち主はそれでは困るんだよ。空き部屋にも維持費はかかるからね」
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