[安価]男「旧い町の旧い家を相続した」[ホラー]
1- 20
325: ◆lLetEg34Vc[saga]
2018/04/19(木) 09:23:45.06 ID:Y5PC8qHdO
明「え?」


手を伸ばしていた

部長の忠告を聞いて手を引っ込めるがもう遅く、一瞬だけ触れてしまう


黒い感情の渦

罵倒と暴力

どこまでも深い憎しみの嵐

その果てに沢山の怨霊が自分の手を引く


「…」

「明くん!」

明「はっ、い…今のは…」

美麗「見事引き込まれていたようだね 」

明「何なんですか?これ」

美麗「苛められていた子の日記だよ」

部長が中を開いて見せてくれる

それはどこまでも憎しみを込めて書かれたような筆圧の濃い乱暴な字で日々の暴力の記録とそれに対する憎しみが書かれていた

そして最後のページには


殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す

と同じ二文字で埋め尽くされていた


明「…」ゴクリ

美麗「これを手にした人は果てしない憎しみで暴走してあらゆる人間を殺そうとする。そういう呪いの品だ」

明「…恐ろしいですね」

美麗「うん、だからこれは封印しておくのさ」


そう言うと部長はそれを奥の部屋に返しに行った


明「何で部長は平気なんだ…」


部長「さて、今日の部活は終わりにしよう」

@帰る
A教室に忘れ物をした
B帰り道の途中で寄り道

>>326


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
559Res/175.89 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice