【SW】シス「わらわの弟子にならんか?」ジェダイ「断る!」【オリキャラ】
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33:名無しNIPPER[saga]
2018/03/29(木) 23:35:28.59 ID:0XOCVNPz0

シンノ「R3、惑星ハクカまでのハイパースペース・ジャンプの計算を」

R3C3『ポポピーポ』

ネーア「やれやれ、危ないところじゃったの……」


 Wウィングは惑星キイの大気圏を離脱しつつあった。
遠ざかっていく黄土色の荒野の星と対照的に、頭上の宇宙は黒く、星々が宝石を散らしたように瞬いている。
Wウィングの機首先端は透明金属張りのドームであり、そこに面した操縦席にシンノが座る。
ネーアはその後ろ、乗客用座席の一つに腰かけていた。


ネーア「それにしても、一つ貸しじゃのう、ええ?」

シンノ「……これのことか」


 シンノはうんざりした顔で、さっき投げ渡されたライトセーバーを取り出した。


ネーア「そうじゃ。妾がそれを貸してやらねば死んでいたであろう?……あんなジェダイ崩れ相手にのう、情けない」

シンノ「お前、この前自分のことを丸腰だって言っていなかったか。嘘じゃないか」

ネーア「えっ!……いやー、それは……」

シンノ「貸し借りは無しだ。それと、これは俺が預かっておく」

ネーア「ぐぐぐ……」ギギギ

シンノ「……あいつ、ジェダイ崩れなのか?」

ネーア「へ?どう見てもそうじゃろ。足さばきなんか明らかにジェダイじゃったぞ」

シンノ「そうか……ジェダイの生き残りが、ジェダイを……」

ネーア「……なに、ジェダイがダークサイドに転向するというのはとてもよくある話ぞよ。とてもな」


 その言葉には何か含みがあるような気がして、シンノはネーアの方をちらりと振り返った。
しかし二人のフォースの隔絶のごとく、星灯りに照らされた操縦席に比べ乗客用座席は薄暗い。
シスの暗黒卿の表情は少しも伺えなかった。



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