【SW】シス「わらわの弟子にならんか?」ジェダイ「断る!」【オリキャラ】
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136:名無しNIPPER[saga]
2018/04/09(月) 19:33:17.59 ID:XeC3p+aR0

 三人はラグナロクの無機質な廊下を駆け抜ける。
時折目の前を遮るトルーパーや隔壁が現れればそのたび迂回、あるいはシンノがライトセーバーで排除した。
ジェダイの身体能力にも限界はあり、やがてその歩みは遅くなる。
しかし決定的な阻止に遭うこともなく、ジェダイたちの脱出の試みは続いていた。


シンノ「急げ、ドッキング・ベイまでもう少しだ」

ネーア「ドッキング・ベイたって、船はどうするんじゃ?ここただの砲台じゃろ、ろくな船なかろう」

シンノ「R3にコールして、近くまで呼び寄せておく。ベイを占領したらそのまま乗り込んでおさらばだ」

ネーア「なるほどのう!」

シンノ「……なあ、ダース・ネーア」


 再び意識を失ったリズマを担いだまま、シンノは後ろからついてくるシス卿に話しかけた。


ネーア「何じゃ?」

シンノ「……俺は、たしかにあまりジェダイに向いていないのかもしれない。あまりにも、執着が強すぎる」

ネーア「ふむ」


 シンノは担いでいるリズマの右手を見た。
彼女は腹に穴を空けられてもなお、貸してやったライトセーバーをしっかりと握っていた。


シンノ「でも、だからこそ……だからこそ、俺は、ジェダイであることを諦めたくない」

シンノ「仲間たちが殉じたものを、貶めるようなことだけは……したくは、ないんだ」


 シンノは悩まし気に俯いた。
自分の手の中の、ジェダイとシスとどっちつかずのセーバーが目に入った。



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