【SW】シス「わらわの弟子にならんか?」ジェダイ「断る!」【オリキャラ】
1- 20
1:名無しNIPPER[saga]
2018/03/29(木) 01:17:01.32 ID:0XOCVNPz0

 寒風吹きすさぶ夜の荒野の只中、キャンピング・トレーラー付きのスピーダーが一台。
今、そのトレーラーから一人の青年が姿を現す。

シンノ「うう、寒っ……」

 青年――シンノ・カノスは、ぶるりと震えてケープをかき合わせる。
その裏に隠したライトセーバーが、腰のブラスターとぶつかって音を立てた。

R3C3『ピポポ』

 シンノに続いて、赤いアストロメク・ドロイド――R3C3が姿を現した。

シンノ「おお、R3」

R3C3『ポポピーポ』

シンノ「ハハハ、何だ?寝ぼけてるのか?ドロイドのくせに……おっ、見ろ」

 シンノは地平線を指し示す。

シンノ「……夜明けだ……」

 ――その指先では紺碧の空が白み、眩い光がちらりと顔を出していた。
やがて姿を現す太陽が、荒野に暖かな光を投げかける……


SSWiki : ss.vip2ch.com



2:名無しNIPPER[saga]
2018/03/29(木) 01:17:52.30 ID:0XOCVNPz0


 遠い昔、遥か彼方の銀河系で……




3:名無しNIPPER[saga]
2018/03/29(木) 01:18:52.28 ID:0XOCVNPz0


   エピソード3.4 蘇る希望


以下略 AAS



4:名無しNIPPER[saga]
2018/03/29(木) 01:19:40.26 ID:0XOCVNPz0

シンノ「……こいつはひどい」

 シンノは遺跡の一室を見渡した。
引き出しという引き出しは乱雑に開け放たれ、ドアはことごとく力尽くでこじ開けられている。
以下略 AAS



5:名無しNIPPER[saga]
2018/03/29(木) 01:20:29.55 ID:0XOCVNPz0

 辿り着いた部屋は円卓と、それを囲む形で椅子が並ぶ広間である。
古びた天窓から僅かに日の光が差し込み、損壊も他の部屋より少なく、厳かな雰囲気がそのままに残されている。
 
シンノ(古代のジェダイ・マスターたちがシスと戦うための作戦会議をした部屋だろうか……)
以下略 AAS



6:名無しNIPPER[saga]
2018/03/29(木) 01:21:00.19 ID:0XOCVNPz0

「グルル、到着だ」

「ここがそうなのか?暗くて何も……いてっ!」

以下略 AAS



7:名無しNIPPER[saga]
2018/03/29(木) 01:21:53.02 ID:0XOCVNPz0

シンノ「この奥に……?」

 シンノが文字の刻まれた壁に近寄り、そっと手を触れる。
――指が壁をすり抜けた。
以下略 AAS



8:名無しNIPPER[saga]
2018/03/29(木) 01:22:37.33 ID:0XOCVNPz0

探検家2『サア、壁ニ手ヲツケ』

 シンノが指示に従うと、ドロイドの探検家はすかさずブラスターとライトセーバーを奪って机の上に放った。

以下略 AAS



9:名無しNIPPER[saga]
2018/03/29(木) 01:23:24.90 ID:0XOCVNPz0

 そのとき、暗闇の方からトランドーシャンの叫び声が響いた。
続けてブラスターの発砲音、何かが激突するような音。

探検家2『何ダ!?』
以下略 AAS



10:名無しNIPPER[saga]
2018/03/29(木) 01:23:56.79 ID:0XOCVNPz0

 武器を取り戻したシンノは壁の向こう、暗闇の中へ飛び込んだ。
むせかえるようなダークサイドのフォースの流れが彼を導いた。
やがて彼は灯り――少女の持っていたライトが地面に転がっているのを見つけ、そこへ駆け寄る。
すると近くの床に真新しい死体が二つ転がっているのが目に入った。
以下略 AAS



11:名無しNIPPER[saga]
2018/03/29(木) 01:24:31.24 ID:0XOCVNPz0

石像1「グゴゴッ」

シンノ「フンッ!ハアッ!」

以下略 AAS



12:名無しNIPPER[saga]
2018/03/29(木) 01:25:14.13 ID:0XOCVNPz0

シンノ「古代のシスの……防衛装置か」

 ――シンノがそう呟いて残身を解いたとき。

以下略 AAS



13:名無しNIPPER[saga]
2018/03/29(木) 01:26:00.71 ID:0XOCVNPz0

シンノ「――そ、そんなはずはない。シスはこの世に二人のはず……皇帝と、ダース・ヴェイダー……」

 ネーアはシンノを無視して、横の壁に目をやる。
そこにはシリンダーを組み合わせたような装置――液体金属の滴下を利用した、半永久的に動く時計が埋め込まれていた。
以下略 AAS



14:名無しNIPPER[saga]
2018/03/29(木) 01:26:46.41 ID:0XOCVNPz0

シンノ「とりあえず、シスは滅ぼす。その棺を壊せばいいのか?」

ネーア『わーっ!待て!待つのじゃ!』

以下略 AAS



15:名無しNIPPER[saga]
2018/03/29(木) 01:27:24.96 ID:0XOCVNPz0

ネーア『……マスター・ヨーダも死んだのか?』

シンノ「……ああ、多分……笑わないのか?シスにとっては、この上なく嬉しいニュースだろう」

以下略 AAS



16:名無しNIPPER[saga]
2018/03/29(木) 01:29:10.28 ID:0XOCVNPz0

 シンノはぱっと背後を振り返り、その行方を捜す。
……「それらしきもの」が、むくりと起き上がった。

少女「……カカ、カカカカカ!さあ、これで妾は完全復活――」
以下略 AAS



17:名無しNIPPER[saga]
2018/03/29(木) 01:30:11.57 ID:0XOCVNPz0


R3C3『ピポポ』

シンノ「ああ、R3……」
以下略 AAS



18:名無しNIPPER[saga]
2018/03/29(木) 01:31:01.52 ID:0XOCVNPz0

 スピーダーはキャンピングトレーラーを切り離し、ジェダイとシスとドロイドを乗せて走り出す。
東の地平線では真っ赤な太陽が――惑星キイは西向きに自転する――沈みつつあり、荒野は夕闇に包まれようとしている。
惑星唯一の宇宙港都市キイポートまでの道すがら、シンノはR3C3に遺跡での顛末を語った。

以下略 AAS



19:名無しNIPPER[saga]
2018/03/29(木) 01:31:40.87 ID:0XOCVNPz0

 ――QC星系における帝国軍の本拠地「ダン・ザ・フロー」は惑星ヤマタイティアの衛星軌道上に存在した。
無軌道に拡張を繰り返した結果、鉄条網の塊のような醜い姿に成り果てた巨大宇宙ステーションである。

 その奥深くの中央司令室で、一人の男がビューポートに向かって立っていた。
以下略 AAS



20:名無しNIPPER[saga]
2018/03/29(木) 01:32:41.50 ID:0XOCVNPz0

コーチ『シュコーッ、シュコーッ……今回は画像もあるのです。盗撮のようですが』

 コーチがデスクに置いた3Dプロジェクターから、椅子に腰かけた若い男の映像が投射される。

以下略 AAS



21:名無しNIPPER[saga]
2018/03/29(木) 01:33:33.40 ID:0XOCVNPz0

コーチ『!何をしている!』

 コーチが銃を抜くに及んで、マーズはようやくフォースで首を絞めるのをやめた。

以下略 AAS



174Res/177.69 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice