346プロには人喰いがいる【偶像喰種外伝 短編集】
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8: ◆AyvLkOoV8s[saga]
2018/03/28(水) 22:42:58.24 ID:NXMSDK5X0

ありす(このお仕事について知らされたのは数日前)

ありす(美城常務によってプロジェクト・クローネが結成されてから一週間も経っていない日のことでした)

ありす(私達六人に手配された地下の一室)

ありす(埃まみれの地下室に資料を持って入ってきた常務の顔が、とても険しかったことを覚えています)


美城「…君たちの初仕事として本社から手配されたのは、とある番組のゲスト出演だ」

美城「6人分の資料を印刷してきた。個々で読んでおきなさい」


ありす(そうして渡された資料で、私たちのお仕事は仁奈さんと七海さんのレギュラー番組のゲストであること)

ありす(そして…ゲストを含む出演者全員が魚の着ぐるみを着なければいけないことが書かれていました)


ありす(常務がこの場の誰よりも険しい表情をしていなければ、私は出演を拒否していたと思います)



美城「…言いたいことは分かる。おそらく、この場の全員が同じ想いを共有しているはずだ」

美城「だが、今の我々の立場の脆弱さを端的に表したものがこの資料なのだ」

美城「あの……」



ちひろ『すみませんねえ美城常務ぅ。常務はものがたりてきぃ?なアイドルプロデュースを目指してるそうですけどぉ』

ちひろ『あんまり突飛なことやられて怪しまれても困るんですよねえ』

ちひろ『ほら常務はうちのやり方に慣れてませんしぃ? クスクスクス』



美城「…あの女狐め……!!」



ありす(この方は信用できる大人の人だ。私はそう確信しました)

ありす(仕事内容に不満はあっても、この人がやれと言うのなら)

ありす(常務を信じて取り組んでみようと、思うようになったのです)


ありす(……それはそれとして)



ありす(どうして、私以外の皆さんは全員)


ありす(―――ノリノリなんですか!?)



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