56: ◆jPr03Kti1lbd[saga]
2018/04/05(木) 00:43:34.60 ID:ZhytbYAG0
カチューシャが街を見下ろす。
「…豆粒よりも小さい人間が、私たちの下に何万人もいるのよね。」
「でも、その一人一人に人生があって、」
「いろんな悲しみや悩みを抱えてて、」
「でもそれは他人から見えないのよね。」
…。
そうだね。
「だから、助け合わないと人間は生きていけない。」
「ねぇ。」
「私もアンタを助けたい。」
「私にできることはあるかしら?」
「アンズ。」
私はカチューシャを抱きしめた。
ありがとう。
ありがとう。
「やめなさいよ、人いっぱいいるんだから…。」
私、また泣いてるし。
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