323:名無しNIPPER
2018/03/30(金) 14:42:32.34 ID:CVg/T8rq0
…………
唯「お父さんの剣……!」
憂「そっか、あの神殿で取り残された後に、ゲレゲレちゃんはこの剣を見つけたんだね」
紬「ホウカゴちゃんの姿も、パパスさんの姿もなくて、この剣だけが残っていて……」
唯「いつか、また会えたときに、渡してくれようと思っていたんだね、ゲレゲレ」
律「……パパスが使っていたくらいだ。きっと良い剣なんだろうな。だから、きっと奪おうとしてくる奴も多かったんだろうに」
澪「だからこうして、こんな洞窟に奥にいて、守っていたんだな。ずっと一匹だけで」
梓「10年ですよ……たった一匹で10年なんて……」
唯「ゲレゲレが守ってくれたのは、お父さんの剣だけじゃないよね」
紬「唯ちゃん」
梓「先輩」
唯「だって、ホウカゴは、お父さんがこの剣で自分を守ってくれるのをずっと近くで見てたんだよ。きっとこの剣は、ホウカゴにとってお父さんそのものだよ。そんな剣だもん。……ゲレゲレは、ホウカゴとお父さんの思い出も守ってくれたんだよ」
憂「そうだね。お姉ちゃん……」
唯「ゲレゲレ、偉かったね、頑張ったんだね……本当によしよしってしてあげたいけど、なでなでしてあげたいけど……私たちには出来ないのが辛いよ。でもこれからは、いっぱいいっぱい、ホウカゴに可愛がってもらえるもんね、可愛がってもらってね。良かったね、ゲレゲレ」
ゲレゲレ「フニャー。ゴロゴロゴロ……」
ゲレゲレが 仲間に くわわった!
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