念願の管理職に就けたと思ったら、異常存在を管理する施設だった件ｗｗｗｗｗｗｗ
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79: ◆ALICE6.PAk[saga]
2018/03/30(金) 05:44:55.75 ID:fDpm4e3l0
>>76
　では管理者様はエージェント[O-0001]及びディスポーザブル[R-00005]に対して任務の報告を命令します。
　[O-0001]はあなたの命令に忠実に頷くと、報告を開始します。
　管理者様が指定した実験を彼らは忠実に行い、結果、彼らは以下の結果を得ています。

1：[R-00005]の口元にマイクをセットし、目隠しさせ、[AN-001]との会話を試みる。
結果
　[R-00005]の発した音声は問題なく[AN-001]に届いているようだった。
　[AN-001]は話し相手が増えたことを喜んだ後、彼女の目隠しに対して"率直に言って可愛そうではないか"と苦言を呈した。
　更に[AN-001]は[R-00005]の髪質に言及し、彼女の髪質が娼婦時代と比べて大きく劣化していること、その原因に研究所の入浴施設の室の悪さを指摘した。
　[R-00005]は実験中でありながらこれに同意し、[AN-001]と共に研究所の不満点を会話していた。
　驚くべきことでは在るが、[AN-001]は本来このアノマリーが知りえない情報である研究所の立て付けや水漏れについても詳細に語ってみせた。

　[R-00005]に実験に戻るよう要請して相手の外見を聞き出させると、[AN-001]は素直にそれに答えた。
　[AN-001]は自身を"虚空を漂う亡霊"と表現したが、[R-00005]が判然としていないことを見ると、"詰まる所宙を浮かぶ水晶の髑髏である"と訂正した。
　更に[AN-001]はその後、先程管理者様から見せられた写真のアノマリーであることを説明した。
　[R-00005]はその説明に大いに納得し、[AN-001]の外見をある程度理解したようである。

2：目隠しを外して対話させる。
結果
　[R-00005]と[AN-001]との対話は順調に行われた。
　[AN-001]は自身に関することはあまり話そうとはせず、[R-00005]の悩みや後悔についてを聞きたがっていた。
　[R-00005]がここから脱出したいという発言をすると、[AN-001]は研究所の防犯設備を（Rクラスにも公開されていないものも含めて）紹介した後に、脱出は極めて不現実的であることを語った。
　その後に[R-00005]に脱出するよりも危険度の高いアノマリーになるべく接触しないよう上司に願い出た上で、退任期間までおとなしくしていることが最前であることを説明した。
　これらの会話に寄って[R-00005]の研究所に対する敵対指数が低下し、[AN-001]への絶対的な信頼度が上昇したことが伺えた。

3：人工音声とマイク、スピーカーツールで遠方から会話させる。
　次に[R-00005]を収納部屋から遠方の個室まで退避させ、ツールによる対話を実行した。
　[AN-001]は人工音声越しに[R-00005]と対話を行った際、すぐさま対話の相手が[R-00005]であることを看破した。
　更に[AN-001]は現在[R-00005]が居る部屋の隣に極めて危険度の高いRクラス職員が居る事を説明し、その部屋から出るように忠告した。
　[R-00005]はこれ以上の[AN-001]との対話を強く望んだが、ここで実験を終了した。

　[O-0001]による報告は以上です。
　[R-00005]はこの報告に訂正などを入れる様子はありません。

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