念願の管理職に就けたと思ったら、異常存在を管理する施設だった件wwwwwww
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1: ◆ALICE6.PAk[saga]
2018/03/26(月) 05:16:48.63 ID:3wjxxqtV0
 ようこそ、未来ある管理者様。
 あなたはその明晰なる頭脳と卓越した手腕を評価され、当研究所の一角を管理する権限を獲得しました。


 もう既にご存知かとは思われますが、当研究所は現実的に見て明らかに異常・異質な物体や生物を確保し、収容し、保護するための機関です。
 私どもはこうした異常な存在を、総称してアノマリーと呼称しています。
 多くの場合、確保されたアノマリーは確保現場の特異性のみが断片的に判明しており、その異常性の本質は不明なまま収容されます。
 管理者様のお仕事は、外部にて確保されたアノマリーの異常性を正しく認識し、その保護方法を確立することです。

 勿論アノマリーの異常性を確認するに当たっては、様々な道具・人員・手段が必要となる事でしょう。 
 管理者様は割り当てられた予算の範囲内で、自由に物体を購入し、実験を行うことができます。
 ただし、どのような実験に置いても、アノマリーの異常性そのものを剥奪してはなりません。
 また施設そのものを破壊したり、改造するような実験を行ってはなりません。

 アノマリーの異常性を診断するに当たって、管理者様本人がアノマリーに接触する必要はありません。
 管理者様は自身が保有する権限(以下、セキュリティクリアランス)以下の割り当てられた人員を用いて、実験を行うことができます。
 管理者様が本施設の管理席に腰を落ち着けた段階で、管理者様にはセキュリティクリアランス:イエローが与えられます。
 即ち下位のセキュリティクリアランス――オレンジ、レッドおよびインフラレッドを実験に用いることが可能です。
 ただし、ひとつだけ問題点があります。即ち彼ら下位のクリアランス持ちもまた、あなたの同じ人間であるということです。
 彼らにもまた特技があり、苦手があり、そして唯一の精神性を持ちます。管理者様は当初、彼らのそうした個性を見分けることはできません。
 管理者様は彼らに接触することで、彼らの個性を知ることが出来ます。

 とはいえ部下と友情ごっこを続けていられるほど、この研究所は安寧とした場所ではありません。
 明確な保護手段を確立されていないアノマリーは、時に収容場所を抜け出してその異常性を施設内にばらまき始めるでしょう。
 その危険度が高ければ高い程、アノマリーが収容違反を起こした際のリスクも大きくなります。
 管理者様は飽くまで速やかにアノマリーの収容方法を確立し、安全を確保しなければならないことを、肝に銘じておくべきでしょう。
 また、全ての部下を消耗してしまえば、管理者様自身がアノマリーに接触しなければならなくなることも留意すべきです。

 管理者様の実績が多く積み立てられれば、より多くのアノマリーが管理者様に割り当てられ、保有するセキュリティクリアランスも引き上げられます。
 セキュリティクリアランスが引き上げられれば、研究費用も潤沢になり、研究に投資できる人員も増加するでしょう。
 そしてクリアランスがヴァイオレット以上になれば、管理者様は当研究所からの自由な外出を認められ、場合によっては当研究所から縁を切ることすら可能でしょう。

 その他、管理者様はそのセキュリティクリアランスで行える範囲の行動において、あらゆる行動を指定することができます。
 当研究所において、研究者様が指定する行為は完全に自由です。
 ただし指定した行為が、結果的にセキュリティクリアランスが足りず却下される可能性は十全に理解しておくべきです。


 以上が研究者様向けのイントロダクションとなります。
 もしわからないことがあれば、管理者様は私に対して質問を行うことができます。
 ただしそうした質問もまた、アノマリーが収容違反を起こすための時間に成り得ます。
 また管理者様のセキュリティクリアランスでは、提示できない情報も多分にある事は理解すべきです。

SSWiki : ss.vip2ch.com



2:名無しNIPPER[sage]
2018/03/26(月) 05:22:20.14 ID:jgKhlJjz0
(財団じゃねーか!)


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