私「ドッペルゲンガー?」級友「それはあたしのことですー」
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49:名無しNIPPER[saga]
2018/03/25(日) 21:38:48.27 ID:nh9Xbzc20




ドッペル「……ふう」

私「お疲れ様」

ドッペル「……うまくできたでしょうかー? まぁ、できなくても仕方ないですよねー」

私「愛している人なら気付くはずですよ」

ドッペル「ですねー。あーあ、折角の成り代わりのチャンス、逃しちゃいましたー」

私「なんで成り代わらなかったんですか?」

ドッペル「あなたがそれを聞きますかー?」

私「それを聞かなきゃいけないような気がするから」

ドッペル「あたしが彼女と交わした契約、ご存じですかー?」

私「お母さんに会わせる、ですよね?」

ドッペル「いえー、正確には『母親に会って伝えたいことがある』ですー。彼女はお母さんにまだなにも伝えられていませんー。あの日のことは記憶を操作しましたから、お母さんにはなにも伝わっていないのですー」

ドッペル「ですからあたしは彼女の魂を使うわけにはいきませんー。契約違反はできませんから―」

私「ドッペルさん……」

ドッペル「まったく、面倒な人に絡んでしまいましたー。お陰でこんな目にー、ヨヨヨー」

私「……ドッペルさんはこれからどうするんです?」

ドッペル「彼女の魂を探して、契約を果たさせますー。どんな手を使ってもですー」

私「そっか。私も協力しますよ」

ドッペル「なぜあなたはそんなに首を突っ込みたがるのでしょうかー?」

私「なんでですかね? 乗りかかった舟と言うやつでしょうか」

ドッペル「変わってる人ですー」

私「あはは……でもこのままバットエンドは悔しいじゃないですか」

ドッペル「そうですねー。このままじゃ終われませんー」

ドッペル「まぁ、彼女がいつかあたしの前に現れるまで、仕方が無いのでこの姿のまま醜く、歪んだまま生きるとしますー」

ドッペル「うふふー」



これは私とドッペルゲンガーが一人の少女に出会った話。そしてこれから続いていく話。



<終わり>


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