櫻井桃華「この素晴らしき庶民文化探究を、皆さまと」
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5:☆1/3[saga sage]
2018/03/25(日) 20:02:42.65 ID:AGx8M9To0
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【七曜会本部(事務所の空き部屋)】


千秋「(私の名前は、黒川千秋)」

千秋「(職業は学生、兼、アイドル………兼……)」

千秋「(このサークル『七曜会』の一員)」

千秋「(……)」

千秋「(端的にこのサークルを表現すると『常識知らずの箱入り娘が世俗に触れる』……と言ったところかしら)」

千秋「(経緯はいろいろあるけど、庶民の文化や生活に慣れ親しめるよう……)」

千秋「(処世術と知識を学ぶために、私はこの奇妙なサークルの活動に勤しんでいる)」

千秋「(……)」

千秋(水曜日)「(七曜会のメンバーはそれぞれ曜日の名が割り振られ、独特な合言葉で挨拶をしたりする。ちなみに私は水曜日)」

千秋「(変なルールも存在するけど……それが何を意味するのかは皆目見当がつかないし、むしろ庶民の文化探求よりコッチの謎の方が気になる時もあるのは、内緒の話)」

千秋「(…………)」チラッ





桃華(日曜日)「ようやく……!」

桃華「ようやく、今日は全員が揃って活動出来ますわ。本来であれば月二回開催するこの七曜会ですが、本当に………辛くて胸が張り裂けそうでした。多忙とはいえ、この会が長きにわたり開催できず皆さまに会えない退屈な日々。皆さまのお気持ち、理解できますわ。長い間、庶民文化探究に触れられず、持て余した抑えようのない好奇心。次第にそれは、物足りなさからくる寂寞とした倦怠感と、やり場のない憤りとなり、果てには、人としてすべからく備わっているはずの知的向上心・探究心が次第に失われていく焦燥。そして………絶望に」






千秋「(………さて)」

千秋「(櫻井さんの、ただただ長い前置きが始まったわ。また何時間も付き合わされるのもご遠慮願いたいところだけど……)」

ゆかり(土曜日)「………Zzz」

千秋「……ねえ、島村さん?」

卯月(木曜日)「はい?」



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