櫻井桃華「この素晴らしき庶民文化探究を、皆さまと」
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22:☆11/12[saga sage]
2018/03/25(日) 20:18:56.53 ID:AGx8M9To0

桃華「皆さま、想像が出来ますの?」

桃華「課金のために身を削る。ソシャゲのために命を懸ける彼ら庶民の凄まじい信念を」

ゆかり「彼らは、一体……?」

千秋「櫻井さん。初めに言っていたけれど、ゲームは、その……単なる遊びや戯れなんでしょう?」

千秋「大げさすぎじゃ……」

桃華「はい。しかしそれはあくまでわたくし達が見出した一義的なものに過ぎません」

桃華「多様な角度から物事を深める。それがこの七曜会の活動においては大切ですわ」

卯月「ふむふむ……」

桃華「───『これはゲームであっても遊びではない』」

桃華「わたくしの知己である、とあるゲームデザイナーの庶民の殿方はこう仰られました」

卯月「ゲームであっても……」

千秋「遊びではない……」

ゆかり「……深い、です。とてつもなく」

桃華「庶民は、日々の労働でお金を稼ぎます」

桃華「何のためでしょう。生活のため? 自分のため?」

桃華「いいえ、それは愛する者のためですわ」

千秋「愛する者?」

桃華「はい。愛する者のため、全てを捧げるのです。生活を、お金を、己の全てを……!」

桃華「注がれる愛は課金という形となり、愛する者を手に入れる糧となる」

桃華「わたくしがソシャゲに対する重要なファクターを、コレクション要素と申し上げたの最大の要因はここにありますわ」

桃華「ことキャラクターやアイテム等のコレクション要素が備わるゲームにおいて、庶民の方々の課金額はわたくし達の想像を遥かに凌駕します。廃課金兵と呼ばれる方々の熱量はそのなかでも一線を画します」

桃華「わたくし達が知るある殿方も、そのような気概を持ってわたくし達を…………いいえ。これは詮無きこと」

千秋「?」

桃華「……課金とは並々ならぬ信念と覚悟をもってこそ為せるプレイングであり、極限を更に超えた課金を経て入手したそれらは、この世の神秘を思わせるほどに尊い輝きを放つもの…………と聞いたことがありますわ」

卯月「愛ある課金……!」

千秋「愛あるプレイング……!」

千秋&卯月「(………………………………………)」

卯月「(なんだろう……何故か分かりませんが、胸が締め付けられる思いです……)」

千秋「(そうね……)」



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