8: ◆mL2ZRk1cK.[saga]
2018/03/25(日) 00:08:56.98 ID:fCSMHa2S0
リン(……これ、どうしよっかなあ。どうやら、この期に及んでもなお、私はペアリングを捨てられそうにないみたいだ)
リン(それはそうだ。今捨てられる決心が付けられるのなら、そもそもあのときに付けていただろう)
9: ◆mL2ZRk1cK.[saga]
2018/03/25(日) 00:09:29.59 ID:fCSMHa2S0
○
10: ◆mL2ZRk1cK.[saga]
2018/03/25(日) 00:10:00.47 ID:fCSMHa2S0
斉藤「あれ? リン、ここに意味深に置いてある箱は何?」
リン(そう聞かれたとき、私は脳みその全神経がぴたりと止まったかのような錯覚を覚えた)
11: ◆mL2ZRk1cK.[saga]
2018/03/25(日) 00:10:37.90 ID:fCSMHa2S0
リン(私は、なんと、頷いてしまった。箱が見つけられてしまった衝撃からまだ立ち直っていなかったのだ)
リン(思考回路が復旧する前に斉藤のテンポに飲まれたというか、とにかく私は頷いてしまったのだ)
12: ◆mL2ZRk1cK.[saga]
2018/03/25(日) 00:11:05.57 ID:fCSMHa2S0
リン(斉藤が、箱の開閉口に優しく触れるのが。そこから躊躇もなく、箱を開くのが、規則よく並んだ二つの指輪を、彼女にしてはどこかうっとりとした目線で眺めるのが、執刀する手術中の医者のような手つきで指輪を取るのが、……指輪をあっさりと指に嵌めるのが、立て続けに目に飛び込んできた)
リン(止めようとした)
13: ◆mL2ZRk1cK.[saga]
2018/03/25(日) 00:11:35.40 ID:fCSMHa2S0
リン(斉藤はいつものように笑って、指輪を嵌めた薬指を見せつけてきた)
14: ◆mL2ZRk1cK.[saga]
2018/03/25(日) 00:15:10.16 ID:fCSMHa2S0
これで終わり
なでリンの残滓のようなものを斉藤さんに引っ付かれて狼狽するリンちゃんが見てみたい
15:名無しNIPPER[sage]
2018/03/25(日) 01:46:38.65 ID:IXT7kzI70
よき
16:名無しNIPPER[sage]
2018/03/25(日) 02:06:32.74 ID:G9X8mKg6o
色々察しそうな斉藤がこの行動を取ったと考えると実にいい
17:名無しNIPPER[sage]
2018/03/25(日) 10:03:10.47 ID:JJw9Ky1go
すごくいいね👍
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