京太郎「新生活は抱き枕とともに」
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878: ◆DAKIMApJGg[saga sage]
2022/05/11(水) 21:33:52.25 ID:UIAZbHDqo


京ちゃん係-竹井久編-


竹井久は戸惑っていた
はじめての『異性の』後輩という存在は竹井久にとって存在事態がカルチャーショックめいたものだった


同性間でもiPS細胞を用いて恋愛から生殖まで完結してしまうこの時代
異性と一切関わることなく無事に子孫を残せるような時代なのだ


「むぅ……」


母親同士に育てられた竹井久にとって目の前にいるのはある意味宇宙人と言っても過言ではない存在だ
一応身の回りにも副会長はいるがあくまで仕事上でしかかかわることがないのだ


「ここってこっちでいいんですよね?」


不安げにといかけてくる宇宙人
自分の打ち方とは正反対の打ち方だが世間一般的には正しい打ち方なのだろう


「いいんじゃないかしら?」


私は絶対そっちでは受けないけど
そう思ったけど言わないほうがいいだろう


「うーん……先輩みたいにこっちで待ってたら和了できたのに……」


「そうねー」


たしかにリーチを掛けてから流局までの6巡で悪待ちに受ければ和了できていた
といっても結果論だし偶然だろうが


「よし」


一度わざとらしいくらい大きな深呼吸をしてリーチを宣言する宇宙人


「そっち?」


「ええ, なんとなくこっちのほうが和了できそうだったので」


「ふーん」


それから4巡後
偶然だろうが和了した宇宙人とハイタッチを交わす


「どうしてこっちの待ちにしたの?」


「だって先輩みたいにこっちで和了したほうがかっこいいじゃないですか」


「あらそう?」


顔がニヤけるのを必死にごまかす
どうやらいうほど悪待ちではないのかもしれない





カンッ








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