474: ◆DAKIMApJGg[saga sage]
2019/08/02(金) 23:10:56.03 ID:R8DRhBENo
重苦しい空気のまま夕食が始まる
料理の質の高さは折り紙付きだから今日も期待できそうだ
それを美味しいと感じられるかどうかは別問題かもしれないが
「あれ?」
違和感に私だけじゃなくはやりちゃんも気づいたらしい
普段はどちらかといえば和食志向だったはずだ
「今日は京太郎くんからお土産をいただいたので早速使ってみました」
仲居である杏果ちゃんが説明してくれる
「俺の同棲相手ですよ」
「「え?」」
「なんでもこういったのが今はやってるみたいなので」
そういってスマホを開いて一つのツイートを見せてくれた
「ほら, はやりさんになかなか会えないって寂しいじゃないですか」
「京太郎くん……」
はやりちゃんの顔を見るに問題は解決したのだろう
杏果ちゃんも混ざって自然とささやかな宴会になった
「ちょっとお手洗いに……」
美味しいお酒のせいでトイレに行こうとしたときだった
「あっ……」
幸いこけそうになる前に体を支えることができた
ただはだけた浴衣の下は何も着けていなかったわけで……
「み, 美月さん……」
私を見て京太郎くんが生唾を飲み込んだのがはっきりわかった
『待って!はやりちゃんも杏果ちゃんもいるから!」
そんな私の悲痛な叫びとは裏腹になぜか前向きな二人
結局デザートに母娘丼をいただかれてしまったのだった……
カンッ
984Res/618.37 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20