252: ◆DAKIMApJGg[saga sage]
2018/07/30(月) 00:20:52.97 ID:p1Hdo0too
一度木の枝に体を上げてしまえばあとは枝を伝うだけで登っていけます
「どう?」
「すごいですわ……」
「な?楽しかっただろ?」
「ええ」
そのとき、私たちを探す声が聞こえてきました
「やっべ、おこられるまえにおりなきゃ!」
そう言ってするする降りていくのに慌ててついて行きます
そのまま飛び降りてあっさり地面に彼は戻ってしまいました
「ほら、いそがないとおこられるぞ!」
「で、でも……」
最初に押してもらったところから飛び降りる勇気はありません
「ほら、おれがぜったいうけとめるからとびおりろ」
そういって両手を広げてくれています
「わ、わかりましたわ……」
目をつぶって飛び降りると完全には受け止めることはできなかったらしく、二人揃って地面に倒れ込み、駆けつけた大人たちに怒られてしまいました
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