11:名無しNIPPER[sage saga]
2018/03/24(土) 00:16:00.98 ID:t1qdZ7WB0
西片「…いただきます」
西片母「はい、どーぞ」
食卓には俺を気遣ってか、病気の時に食べるような優しい味の料理や消化に良い物が並んでいた。
12:名無しNIPPER[sage saga]
2018/03/24(土) 00:25:35.28 ID:t1qdZ7WB0
西片「俺の…大事な友達が今度引っ越すんだ」
西片母「…それって高木さん?」
西片「ええ!?どうして分かるの!?」
13:名無しNIPPER[sage saga]
2018/03/24(土) 00:37:02.58 ID:t1qdZ7WB0
西片「引っ越しの手伝いに来てほしいって頼まれてるんだけど、どうしよう…」
西片母「どうしようって…」
西片母「うーん…あんたがどうしたいかは知らないけど…別れる時は、笑って送ってやりなさい」
14:名無しNIPPER[sage saga]
2018/03/24(土) 00:46:07.03 ID:t1qdZ7WB0
高木さん「…行けたら行く、か」
高木さん「西片、まだ体が良くないのかな…」
(♪♪♪)
15:名無しNIPPER[sage saga]
2018/03/24(土) 01:10:01.87 ID:t1qdZ7WB0
西片「よし…」
もう後戻りはできない。向き合うんだ、今の俺の気持ちと。
西片「高木さんのために…」
16:名無しNIPPER[sage saga]
2018/03/24(土) 01:22:39.90 ID:t1qdZ7WB0
≪日曜日≫
西片「…緊張するなぁ」
冷静になると、女の子、しかも高木さんの家に招待されるなんて…雑用だけど。
17:名無しNIPPER[sage saga]
2018/03/24(土) 01:35:27.52 ID:t1qdZ7WB0
いざ作業が始まると、高木さんの部屋でイベント発生って感じじゃなく、俺が手伝わされたのは力仕事ばかりだった。
高木さんのお父さんもお母さんも、男手が欲しかったから助かる、と喜んでくれた。ほぼ毎日の腕立て伏せでついた筋肉が有効活用されて、俺も嬉しくなった。
18:名無しNIPPER[sage saga]
2018/03/24(土) 01:41:16.15 ID:t1qdZ7WB0
西片「…」
高木さん「でね。…西片聞いてる?」
西片「あっ、うん!聞いてる聞いてる!」
19:名無しNIPPER[sage saga]
2018/03/24(土) 01:44:08.16 ID:t1qdZ7WB0
高木さん「西片、また、ぼーっとしてた」ツンツン
西片「ちょ、わき腹、わき腹はやめ…ははははは!!」
高木さん「えいえい」ツンツン
20:名無しNIPPER[sage saga]
2018/03/24(土) 01:56:33.09 ID:t1qdZ7WB0
高木さん「近いうちに、私に大切な宝物が現れるでしょうって」
西片「た、宝物?」
高木さん「そ、宝物」
21:名無しNIPPER[sage saga]
2018/03/24(土) 02:09:42.50 ID:t1qdZ7WB0
危ない危ない…高木さんのいつものペースに乱されて、大事な目的を忘れるところだった。
西片「た、高木さん!」
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