透明人間「私は無色で無職です!」面接官「……」
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10:名無しNIPPER[saga]
2018/03/23(金) 18:27:52.41 ID:IFeN09Mu0
……
…………
11:名無しNIPPER[saga]
2018/03/23(金) 18:30:13.89 ID:IFeN09Mu0
女主人「とりあえず、スープでも飲むかい?」
透明人間「いただきます」
透明人間「……」ジュル…
12:名無しNIPPER[saga]
2018/03/23(金) 18:32:32.97 ID:IFeN09Mu0
女主人「実はあたし、昼はパート、夜は夜だけ夕ご飯専用料理店なんてのをやってるんだけど」
女主人「あたしのキャラクターや喋りで来てくれる常連さんは多いんだけどさ」
女主人「料理だけはどうしても苦手でねえ。今一つ繁盛しないのさ」
13:名無しNIPPER[saga]
2018/03/23(金) 18:34:42.07 ID:IFeN09Mu0
女主人「あんた、料理できるの?」
透明人間「できます!」
透明人間「こう見えて……って見えないでしょうけど、料理には自信があるんです!」
14:名無しNIPPER[saga]
2018/03/23(金) 18:37:34.28 ID:IFeN09Mu0
透明人間「よっ、ほっ、よっ」サッサッサッ
ジャッジャッ… ジュワァ… テキパキテキパキ…
15:名無しNIPPER[saga]
2018/03/23(金) 18:39:06.07 ID:IFeN09Mu0
透明人間「食べてみて下さい!」
女主人「……」モグッ
女主人「うん、おいしい!」
16:名無しNIPPER[saga]
2018/03/23(金) 18:42:00.95 ID:IFeN09Mu0
女主人「はい、お待ちどお!」
客A「お、来た来た!」
客A「うん、うまい! 女主人さんは可愛いし、メシはうまいし、この店は最高だ!」
17:名無しNIPPER[saga]
2018/03/23(金) 18:43:21.71 ID:IFeN09Mu0
客A「そうだ、新しい従業員の透明人間君も一緒に飲まないか?」
客B「おお、そうだそうだ」
客C「へへっ、透明人間といっぺん飲みたかったんだ!」
18:名無しNIPPER[saga]
2018/03/23(金) 18:46:22.91 ID:IFeN09Mu0
やがて――
女主人「今日もお疲れ様。おかげさまで大盛況だったよ」
女主人「特に、あんたが考案してくれたところてんや寒天が並んだ“透明定食”が好評だったね」
19:名無しNIPPER[saga]
2018/03/23(金) 18:48:15.16 ID:IFeN09Mu0
女主人「……」
透明人間「……」
女主人「待ってたよ、その言葉を」
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