ゆき「私ね、めぐねえみたいになりたい」【がっこうぐらし】
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名無しNIPPER
[sage saga]
2018/03/23(金) 02:27:37.15 ID:pUM65r/L0
「ごめんね、ダメな先生で」
「また謝った。どうしたの、話してよ。私、めぐねえが辛そうなのは嫌だよ」
無理やり笑って誤魔化そうとしたら、今度は本当に悲しそうな目をされてしまった。
以下略
AAS
19
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2018/03/23(金) 02:28:39.86 ID:pUM65r/L0
――あーあ、何してるんだろう。
しばらく天井を眺めて、ゆっくり深呼吸をする。
以下略
AAS
20
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2018/03/23(金) 02:30:05.29 ID:pUM65r/L0
「ねえ、丈槍さん。あなたは大人になったら何したい?」
「えっ、私? えーっと、総理大臣、とかかな?」
以下略
AAS
21
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2018/03/23(金) 02:31:19.58 ID:pUM65r/L0
目をぱちくりさせて首を傾げた丈槍さん。
それもそうだ、自分でも言っておいて、良く分からないなって思う。
教師が先生になりたいって、明らかに矛盾している。
以下略
AAS
22
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2018/03/23(金) 02:33:28.87 ID:pUM65r/L0
「未来の子供達のために知恵を振り絞って、それって格好いいと思ったの」
いつからか抱えていた夢の話。
以下略
AAS
23
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2018/03/23(金) 02:35:21.55 ID:pUM65r/L0
だけど、いざ行動に移してみると出来ないことばかりだった。
思春期の生徒たちは気難しくて、宿題やテストを作るのは大変で、楽しい授業はおろか、普通の業務さえままならない。
言っていて、なんだか悲しくなってくる。
以下略
AAS
24
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2018/03/23(金) 02:36:17.46 ID:pUM65r/L0
「なーんて、そろそろ帰りましょうか」
せめて今だけでも取り繕って、帰宅を促す。
以下略
AAS
25
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2018/03/23(金) 02:37:00.07 ID:pUM65r/L0
そう思った、矢先だった。
「めぐねえは、学校が嫌いなの?」
26
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2018/03/23(金) 02:39:35.15 ID:pUM65r/L0
――無言で首を振った。そんな筈ない。
「ならいいじゃん。私はめぐねえも学校も好きだよ?」
以下略
AAS
27
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2018/03/23(金) 02:41:13.20 ID:pUM65r/L0
「でもじゃないよ!」
丈槍さんは、強く裾を掴んで私の顔を見つめていた。
以下略
AAS
28
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2018/03/23(金) 02:43:18.76 ID:pUM65r/L0
「めぐねえは誰が何と言おうと私たちの先生なの、そうでしょ?」
――その時、なんだか肩の力が抜けたような気がした。
以下略
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