83: ◆DAC.3Z2hLk[saga]
2018/03/29(木) 23:29:21.04 ID:UdBPP3xP0
「アタシもだいたいの話は聞いてるんだ。この雪のことも」
ドリンクで喉を潤して、美嘉はぽつりとこぼす。
「多分……今がそっちを解決できるかできないかの瀬戸際だってことも。
天気のことだけじゃなくて、そのアナスタシアちゃんって子も気になるしさ」
「なんとかなるさ。志希を信頼してやれ」
「してるよ。でも心配しないってのとは話が別でしょ」
美嘉は、志希がこの部署に来た当初から何かと彼女をサポートしていた。
俺がそうしてくれるよう頼んだのだ。
美嘉には妹さんがいて元々面倒見も良く、教えるのも上手く、その姿勢から新人に示す規範として申し分ない。
でまあ当の志希がアレなので、だいぶ苦労させてしまったりもした。
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