148: ◆DAC.3Z2hLk[saga]
2018/04/01(日) 04:20:43.19 ID:Q/ZSCgdu0
「やーねぇ、そんなに畏まらなくたっていいのよ。私達も楽しかったし。
それにしても凄い仕掛けだったわね。あれも天才少女のトリックって奴かしら?」
「いやーまあ、半分はそんな感じですかね……ははは……」
「ん〜? ――ま、いいわ。ああそうだ、楓ちゃんに伝えておいてくれない?
いいお店が見つかったから、暇な時に一杯やりましょうかって」
「ええ、すぐに」
「……ふふっ」
「? ……何か?」
川島さんは俺の顔を覗き込んで、いたずらっぽく笑った。
「そっちはいつも賑やかよね。君も大変なんじゃない?」
「わはは。それがうちのカラーですから」
「いいわねぇ、グーよグー」
川島さんは眩しい笑顔でサムズアップし、うきうきした足取りで去っていく。
…………さて。
アナスタシアをアイドルに迎え入れたい。迎え入れよう。もうこれは命懸けでやろう。
なんならお父さんにスクリューパイルドライバーを喰らってでも、やり遂げよう。
ユニットは三人。志希、フレデリカ、そして彼女だ。
名前は――そうだな。未確定ではあるが。
ひとつ、『春(ヴェスナ)』とでも付けようか。
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