132: ◆DAC.3Z2hLk[saga]
2018/04/01(日) 02:51:09.70 ID:Q/ZSCgdu0
ざわめき、雪、寒さ、闇。
アナスタシアは何も言わなかった。
もしかしたら、自分へ下される裁きを覚悟していたのかもしれない。
実際には十数秒だったが、沈黙はやけに長く感じられた。
そしてスポットライトが復活する。
誰もがまずステージを見た。
本来ならまず演者を照らす筈の証明は、しかし壇上に向いてなどおらず。
逆光を背負い、夜空をまっすぐに指差す志希のシルエットが映る。
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