加蓮「……ねえ、私の眷属になってよ」奈緒「え……」
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名無しNIPPER
[saga]
2018/03/21(水) 03:21:47.94 ID:RrjEOvhp0
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国を出て、馬車に揺られること数時間。あたしたちは現在魔物が出る森を通過している。魔物が出る森だが、街道を通る限り危険は少ないとのこと。
だから今回ヴァルガルズ王国に行くメンバーはあたしとアーニャ、それに城の兵士数人だ。
城の警備を怠るわけにはいかないから少数だ。
のんびりアーニャと話していると外から叫び声が聞こえてきた。
「うわああああ!」
「どうしたんだ!」
「魔物だ!魔物がでたぞ!」
「いっても1、2体だろ?そんなに叫ばなくてもいいだろ」
「そんなもんじゃない!軽く10体は超えている!」
「なんだって!」
急いで馬車から出て剣を鞘から抜き、戦闘態勢をとる。
戦いはまず、状況の整理からだ。敵の数は10数体。こちらの兵士の数だと全員倒すのは厳しいだろう。こちらが絶対にしてはいけないのはアーニャを危険な目に合わせること。そういうことなら……。
「みんな!聞いてくれ!」
「まず馬車を運転してるやつ!あたしと兵士達で道を切り開くからアーニャを無事にヴァルガルズ王国まで送り届けてくれ!」
「わかった!まかせろ!」
「次に他の兵士達!死ぬ気で姫様を守ってくれ!」
「おう!」
「あたしは道を防ぐ魔物を倒す!」
「いくぞ!」
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