「おねーちゃんは、死んじゃった」【バンドリ・ガルパ】
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3:名無しNIPPER[saga]
2018/03/21(水) 23:28:36.03 ID:pLV+f3zM0
氷川家


紗夜「ただいま」

日菜「おかえりおねーちゃん! 最近帰ってくるの遅いね。お母さん達も心配してたよ?」

紗夜「近々Roseliaのライブがあって忙しいのよ。日菜こそ、Pastel*Palettesの方は大丈夫なわけ?」

日菜「うん、全然!」

紗夜「全然って……。確か明日はライブがあったはずでしょう?」

日菜「あはは。あれくらいちょっと譜面見て本番前にぎゅいーんって合わせとけば全然へーきだって」

紗夜「……そう。そう、だったわね。貴女は、昔から」

日菜「おねーちゃん?」

紗夜「なんでもないわ。部屋に戻るから、勝手に入らないように」

紗夜(あんなこと、聞いた私が馬鹿だった)

紗夜(どうせいつも通り、嫌な思いをするだけだって言うのに)

紗夜「……さて。こんな時間じゃロクに練習もできないし、スコアの見直しでもしようかしら」

紗夜「ここは特にコードに注意、ここに緩急をつけて、ここで指の動きを早く……」

『あはは。あれくらいだったらちょっと譜面見て本番前にぎゅいーんって合わせとけば全然へーきだって』

紗夜「――!!」バンッ

ガチャッ

日菜「おねーちゃん……? なんか凄い音したけど大丈夫……?」

紗夜「ええ、ごめんなさい、ちょっと物を落としただけだから……。それはそうと、勝手に入ってこないでって言ったでしょう?」

日菜「あ、うん、ごめんなさい……。それじゃあおやすみ、おねーちゃん」

紗夜「ええ、おやすみなさい」

バタン

紗夜「――はぁ、はぁ……。大丈夫。私は私。日菜は日菜なんだから……」



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