190:名無しNIPPER[saga]
2018/03/21(水) 11:11:34.71 ID:EAF0Yir90
「やめろー!触ってはダメだ!」
突然背後から誰かがカイトに向かってそう叫んだ。
年齢は20代後半〜30代前半くらいの男だ。
その男はカイトの行動を遮ると急いでその場から連れ出した。
「あの…何するんですか!あの4人は…」
「あいつらは岩田秀一、大石智子、能美武彦、辻遥子!
伊豆パシフィックランドで呪いのビデオに触れて死んでしまったヤツらだ!」
それを聞いてカイトはすぐさま彼らの顔を確認した。
その顔は…生気が漂っていないが…確かに資料で見た岩田たち4人だった…
しかし何故15年前に死んだはずの彼らがこの場所にいるのか?
かつて死んだ彼らがいるこの場所は一体どこなのか?カイトは思わずそんな疑問を抱いた。
「ここは…地獄だ…」
「地獄…?」
「そうだ、山村貞子の呪いに触れた者たちが逝き着く場所だ。」
地獄、そう言われてある意味納得ができた。
確かにこの場所は地獄というにふさわしい場所だ。
よく見渡してみると街にいる人々はカイトとこの男以外まるで生気が感じられない。
その原因がこの男の言うように呪いによるものなら…
そんなカイトたちの前にさらなる集団が現れた。
それは…なんということだろうか…
先ほどまで居た施設の死体の群れだ。さらには…
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