11:名無しNIPPER[saga]
2018/03/21(水) 00:30:39.19 ID:EAF0Yir90
「小宮さん!しっかりしてください!」
「カイトくん!どうしたのですか!?」
「それが…小宮さんが急に苦しみ出して…」
先ほどカイトに連れられて居間で休憩を取っていた小宮が断末魔の悲鳴を上げた。
まるで何か得体の知れない恐ろしいモノに迫られるかのように恐怖する小宮。
彼の全身にその心臓が抉られでもしているかのような痛みが走った。
「うぐ…ぎぎぎぎぎぎ!!!!」
「おいどうなってんだ!こいつ何か持病でも抱えているのか!?」
「そんなこと知りませんよ…とにかく落ち着いて!安静にして!」
この事態に苦しむ小宮をどうにか鎮めさせようと努める伊丹たち。
だがいくら伊丹たちがベテラン刑事たちでも
突然発作を起こした人間に処置を施す術は持ち合わせていない。
だがそんなことを気にしている場合でもなくこのままでは小宮の命が危ない。
三浦は携帯を取り出して急いで救急車の手配をした。
伊丹と芹沢も同じく付き添っているカイトと何度も苦しむ小宮に呼びかけていた。
だがそんな彼らを嘲笑うかのように得体の知れない何かは小宮の命を…
「 「ぎゃぁぁぁぁぁ!?」 」
壮絶な悲鳴を上げると同時に小宮は心肺停止状態に陥った。
その後、救急車が駆けつけて
小宮の心肺蘇生が施されたがその甲斐虚しく彼の死が確認された。
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