100:名無しNIPPER[saga]
2018/03/21(水) 07:02:45.74 ID:EAF0Yir90
「おい特命係!何を話している?貴様らに発言を許可した憶えはないぞ!!
ところで貴様ら、この事件について色々と嗅ぎまわったようだな。
これまで調べた事を全部一課に寄こせ!」
「そうだ、他殺の件が見えた以上この件は捜査一課が行う!」
「ちょ…ちょっと待ってくださいよ!
どうすんですか杉下さん!
一課に情報を教えたら最悪一課の連中全員呪い殺されちゃいますよ!?」
やはりこうなるようだ。
元々特命係に捜査権など与えられてはいない。
いつも勝手に捜査を行っているだけだ。
そのため捜査一課に情報を寄越せと言われたら否が応にも提出しなければならないが…
「どうした?何故言えんのだ?従わなければ貴様ら二人を謹慎処分にしてもいいんだぞ!」
「3日間の謹慎だ。
まぁお前たちにとっては屁とも思わんだろうが
それでこちらの捜査の邪魔をしないというなら安いモノだ。」
「3日も謹慎!?
そんな事されたら3日後には俺たち死んじまう…
どうすんですか杉下さん!このまま謹慎処分なんか喰らう訳にはいないんですよ!?」
今まで得た情報を話すことは簡単だ。しかしそうれなればどうなるか?
恐らく貞子の呪いが捜査一課に広まる恐れがある。
そうなればどうなることか…
しかしこのまま伝えなければどうなるのか?
元々内村は特命係に対していい感情を抱いてはいない。
今もこうして嫌がらせを喜々として行っている。
そんな内村たちなら特命係に対して近親処分を下すなど喜んでやるはずだ。
そうなったら最後、右京とカイトはビデオの呪いによって死ぬ。
これは二人にとってまさに袋小路に立たされた状況だ。
「止むを得ないですね。もしかしたらこれも山村貞子の思惑かもしれません。」
ふと、右京が口にした山村貞子の名前。
それを聞いて伊丹たちは
ようやく話す気になったのかと思ったが一人だけちがった反応を見せる男がいた。
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