109:名無しNIPPER
2018/03/26(月) 22:34:23.67 ID:1ToJxyb40
コンコン
鬼崎「失礼します」
穂乃果「あっ、きたきた」
鬼崎「何ですか?」
穂乃果「進路希望の件だけど」
鬼崎「あれだったら○○大学に行くって昨日」
穂乃果「本当は違うんじゃないの?」
鬼崎「え?」
穂乃果「本当はバイクの専門学校に行きたいんでしょ?」
鬼崎「そんな事一言も。だって…あんなのただの趣味だし」
穂乃果「鬼崎さん」
鬼崎「…無理だよ。うちの親…私に凄い期待してるんだ。元々バイクは父親の趣味だったんだけど」
穂乃果「そうなんだ」
鬼崎「うん。子供の頃はよく後ろに乗せてもらったなぁ」
穂乃果「うん」
鬼崎「最初は小学生の時に受けた全国一斉の学力テストで凄いいい点取っちゃって。そしたら親が変に期待しちゃってさ。ただのまぐれだったのにね」
穂乃果「だから、○○大学に行くって言ったの?」
鬼崎「うん」
穂乃果「それ…親御さんには言ったの?」
鬼崎「言う訳ないよ。言える訳…だって…」
穂乃果「言ってみなよ」
鬼崎「でも…」
穂乃果「言ってダメなら諦めればいいじゃん」
鬼崎「そう言う事じゃないんだよ。親がガッカリする顔を見たくないから。自分の夢さえ叶えばそれで良いなんて考え方私には出来ないんだよ」
穂乃果「うっ」
鬼崎「そう言う事だから…先生。私は○○大学に行くよ」
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