【ミリマス】P「ああ、お仕事するって楽しいなぁ」
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27: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2018/03/21(水) 18:31:07.98 ID:8U8MMvlEo
P「――お客さんかな?」
音無さんが社長を迎えに出てしまい、一人、留守番をしていた俺。
事務所に誰かが訪ねて来たのは、履歴書の束を半分ほどやっつけた頃だ。
ノックの音で席を立つ。
服装を正し、髪を直し、眠そうな顔になってないかと自分で自分の頬を叩き。
P「はい」
扉を開ければ、立っていたのはいやに若く見える女の人だった。
もしも服装がスーツでなく、もっとカジュアルな感じの私服なら、
俺は彼女を中学生くらいの学生と見間違えていたかもしれない。
P「あー……っと、ウチに何か用ですかね?」
美咲「はっ、はい! 私、青羽――青羽美咲と申します」
美咲「……あの、こちらは765プロダクション?」
P「ええ」
美咲「私、この時間に高木社長と会う約束をしている者なのですが」
美咲「おられますでしょうか? 社長さん……」
こっちを見上げる不安げな瞳――俺は弱ったなと頭を掻いた。
社長が誰かと会うなんて、そんは話は聞いてないし、
こんな時に限って予定を管理している音無さんがいないのも困る。
大体、どうして彼女がいないかっていうと、その社長が約束を放り出して街へ出てるのが原因で。
つまるところ、俺が弱らされているのは全部社長に振り回された結果と言える。
全く、どうにもホントに困った人だ。
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