【ミリマス】P「ああ、お仕事するって楽しいなぁ」
↓ 1- 覧 板 20
25: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2018/03/21(水) 18:28:27.25 ID:8U8MMvlEo
【#01】
――ふるさとを遠く離れて就職する。そこに寂しさが無いといったら嘘になる。
青羽美咲が都会の街を歩くとき、彼女の胸には誤魔化しようのない緊張と高揚、そして未来への期待と不安があった。
美咲「うん、電車もちゃんと乗れたから。迷子にだってなってないよ」
携帯電話は便利なモノだ。例え何百キロと離れていても、
手のひらサイズの機械のお陰で人は誰かと繋がれる。
今だって美咲は、実家の姉に「心配なんていらないよ」と連絡を入れたところだった。
服飾系の短大に学び、二十歳、単身、乗り込む先は畑違いともいえる芸能事務所。
自身にとっての新天地となるかもしれない建物を見上げ、彼女は思わず嘆息する。
65Res/48.11 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20