22: ◆saI1ZNzQKuJn[saga]
2018/03/21(水) 00:05:04.33 ID:7x6aEUyY0
しばらくして、ベッドの上でエリカの腕に抱かれたみほが一人言のように話しだす。
みほ「さっきのエリカさん、ボコみたいでカッコよかったなぁ。」
エリカ「はぁ?あの熊みたいってどういうこと?」
23: ◆saI1ZNzQKuJn[saga]
2018/03/21(水) 00:05:49.05 ID:7x6aEUyY0
みほ「あんなに拒絶されても真っ直ぐ向かってきて、やられてもやられても立ち上がって。カッコよかった。」
エリカ「やったのはあんただけどね。」
みほ「ご、ごめんなさい。」
24: ◆saI1ZNzQKuJn[saga]
2018/03/21(水) 00:07:23.04 ID:7x6aEUyY0
エリカ「いいのよ。まさかあんたがあそこまで嫌がるとは思ってなかったけど。」
みほ「うん、自分でもびっくり。私、あんな風に怒鳴ったの初めてかも。」
実際みほが声を上げるのは戦車道で指示を出すときくらいだろう。
25: ◆saI1ZNzQKuJn[saga]
2018/03/21(水) 00:08:22.17 ID:7x6aEUyY0
エリカ「あら、2回も初めてをもらえるなんて光栄ね。」
みほ「エリカさん!」
エリカ「冗談よ。……機嫌、治った?」
26: ◆saI1ZNzQKuJn[saga]
2018/03/21(水) 00:09:07.80 ID:7x6aEUyY0
エリカ「……なら答え、聞かせてもらえる?」
みほ「……正直ね、まだ自信がないんだ。」
みほは真っ直ぐにエリカを見つめ、ゆっくりと、言葉を捜しながら話す。
27: ◆saI1ZNzQKuJn[saga]
2018/03/21(水) 00:10:31.64 ID:7x6aEUyY0
みほ「だからエリカさんを信じる!エリカさんが愛してるって言ってくれた私を、私も愛したい!……です。」
28: ◆saI1ZNzQKuJn[saga]
2018/03/21(水) 00:11:43.60 ID:7x6aEUyY0
その瞬間エリカはみほを強く抱きしめる。
エリカ「みほ!愛してる!愛してるから!」
みほ「うん!私もエリカさんのこと、愛してる!」
29: ◆saI1ZNzQKuJn[saga]
2018/03/21(水) 00:13:36.29 ID:7x6aEUyY0
抱きしめ合う2人はいつものような甘い夜を過ごす。
それが檻の中ではないということだけが、ただいつもと違っていた。
30: ◆saI1ZNzQKuJn[saga]
2018/03/21(水) 00:15:51.30 ID:7x6aEUyY0
以上です。
思ったより後日談っぽくならなかったですね。。。
まぁ前回はエリカの弱いところを書いて、今回はみほの弱いところを書いたってことで前編後編ぽくはなったのかな?
31:名無しNIPPER[sage]
2018/03/21(水) 01:21:12.03 ID:EdI/Wu8I0
乙 次回作も期待してる
32:名無しNIPPER[sage]
2018/03/21(水) 03:07:20.03 ID:7yiSMJThO
おつおつ 今後も良いみほエリを頼むよ
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