【ガルパン】みほ「コンプレックスの檻の中で」
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16: ◆saI1ZNzQKuJn[saga]
2018/03/20(火) 23:57:34.01 ID:f2yML0Is0
エリカ「私が強い?バカじゃないの!あんたに嫉妬して!隊長のようになれない自分を責めて!それに堪えきれなかった私が強いわけないでしょ!」

みほ「だったら!だったら……なんで私と一緒にいてくれないの?エリカさんとなら私……。」

エリカ「みほ、目を覚ましなさい。そんなの自分たちを苦しめるだけよ。今ならまだ間に合う。」
以下略 AAS



17: ◆saI1ZNzQKuJn[saga]
2018/03/20(火) 23:58:30.70 ID:f2yML0Is0
エリカ「みほ、お願い。わかって。」

エリカは何度も何度もみほに近づいていく。
以前自分がされたように、みほに力を与えるために抱きしめようとする。
その度にみほに拒絶され、ベッドにぶつかり、机にぶつかり、ついには怪我をしてしまうが、それでも諦めない。


18: ◆saI1ZNzQKuJn[saga]
2018/03/20(火) 23:59:35.53 ID:f2yML0Is0
みほ「もうやめて!もう嫌だよ!エリカさんを傷つけたくなんてない!」

泣き崩れたみほを今度こそ抱きしめる。
みほはまだ逃れようと身を捩るがエリカがそれを許さない。

以下略 AAS



19: ◆saI1ZNzQKuJn[saga]
2018/03/21(水) 00:02:22.85 ID:7x6aEUyY0
みほ「どうしてわかってくれないの?私は自分と向き合うなんてできない!」

エリカ「みほ、あなたのことはわかってるわ。あなたが自分を認められないのもわかるし、向き合うのが怖いのもわかってる。」

みほ「じゃあなんで!」
以下略 AAS



20: ◆saI1ZNzQKuJn[saga]
2018/03/21(水) 00:03:14.19 ID:7x6aEUyY0
エリカ「あなたを、愛しているから。愛する人と幸せになりたい以上に理由なんてないわ。」

ハッキリとした、自信に溢れた口調でエリカが言うと、みほは諦めたように力なく言葉を返す。

みほ「……そんな、勝手すぎるよ。」


21: ◆saI1ZNzQKuJn[saga]
2018/03/21(水) 00:04:08.67 ID:7x6aEUyY0
エリカ「何言ってるの?こうさせたのはあなたよ。私をその気にさせておいて、ただで済むと思ってたの?」

みほ「エリカさん……。」

エリカ「離さないわ。あなたが自分と向き合えるまで、ずっとずっとそばにいる。」
以下略 AAS



22: ◆saI1ZNzQKuJn[saga]
2018/03/21(水) 00:05:04.33 ID:7x6aEUyY0
しばらくして、ベッドの上でエリカの腕に抱かれたみほが一人言のように話しだす。

みほ「さっきのエリカさん、ボコみたいでカッコよかったなぁ。」

エリカ「はぁ?あの熊みたいってどういうこと?」
以下略 AAS



23: ◆saI1ZNzQKuJn[saga]
2018/03/21(水) 00:05:49.05 ID:7x6aEUyY0
みほ「あんなに拒絶されても真っ直ぐ向かってきて、やられてもやられても立ち上がって。カッコよかった。」

エリカ「やったのはあんただけどね。」

みほ「ご、ごめんなさい。」
以下略 AAS



24: ◆saI1ZNzQKuJn[saga]
2018/03/21(水) 00:07:23.04 ID:7x6aEUyY0
エリカ「いいのよ。まさかあんたがあそこまで嫌がるとは思ってなかったけど。」

みほ「うん、自分でもびっくり。私、あんな風に怒鳴ったの初めてかも。」

実際みほが声を上げるのは戦車道で指示を出すときくらいだろう。
以下略 AAS



25: ◆saI1ZNzQKuJn[saga]
2018/03/21(水) 00:08:22.17 ID:7x6aEUyY0
エリカ「あら、2回も初めてをもらえるなんて光栄ね。」

みほ「エリカさん!」

エリカ「冗談よ。……機嫌、治った?」
以下略 AAS



26: ◆saI1ZNzQKuJn[saga]
2018/03/21(水) 00:09:07.80 ID:7x6aEUyY0
エリカ「……なら答え、聞かせてもらえる?」

みほ「……正直ね、まだ自信がないんだ。」

みほは真っ直ぐにエリカを見つめ、ゆっくりと、言葉を捜しながら話す。
以下略 AAS



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