【ミリマス】P「俺たちは」亜利沙「ロマンを求め続けますよ〜!」
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◆Xz5sQ/W/66
[saga]
2018/03/19(月) 00:16:49.73 ID:FrXSx/7ro
すると亜利沙は驚きにその目を見開いて。
「んなっ!!? ど、どうしてわかっちゃうんですか?」
けれども彼女以上に驚いたのは、単なる当てずっぽうが事実であると言われてしまった律子の方だ。
小さく嘆息した彼女は亜利沙に哀れむような視線を向けると。
「……アンタ、もう少し人としてのモラルを持ちなさいよ」
「うぅ、律子さんにまで言われちゃった……」
「そうだぞ亜利沙。お前はちょっと非常識だ」
「その元締めみたいな人が何を言うか!! プロデューサー? この件は社長に報告しますからね――きゃあっ!?」
突如として更衣室に響く律子の悲鳴。
何を隠そう、部屋を出ようと踵を返した彼女のことを引き留めるため、
プロデューサーがその足に縋りついたのだ!
「ちょっと、セクハラ! 放してください!!」
「いやじゃ、見逃してくれるまで放すもんか! むしろ見逃さんでええから
もう少しだけこの頬ずりしたくなる感触を――ええい、亜利沙も手伝え! まだ律子の右足が残ってる!」
「でもプロデューサーさん、アイドルちゃんに妄りなお触りは厳禁ですよっ!」
「非常事態だ! 俺が許可するから構わん、やってしまえ!」
「許可しなーいっ! 亜利沙、アンタ分かってるでしょうね!?」
「あう、あう、ありさは、ありさは、ありさにとっての正解とは……!?」
まさに現場は大混乱。
亜利沙が自分を律して真っ当な評価を得たいなら、
ここはプロデューサーの頬を張ってでも引き離して律子を助けるのが自然。
けれども本音を明かすなら、亜利沙だってこれ幸いとばかりに抱き着いて、
どさくさに紛れる形で彼女の足の感触を思う存分楽しみたい。
楽しんでみたいと思ってしまうファンの業。
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