【ミリマス】P「俺たちは」亜利沙「ロマンを求め続けますよ〜!」
1- 20
4: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2018/03/19(月) 00:09:02.98 ID:FrXSx/7ro

とはいえ、ハッキリ言ってその様子は滑稽以外の何者でもない。

それは確かに、掃除機の仕事はゴミを吸い込むことなのだから、電源さえ入れれば周りの空気を吸い込みだす。
そうして掃除機本体にセットされているゴミパックには確かに空気も入るだろう。

だが小さな隙間は無数にある。そもそも排気もされている。

結果、集められるのは塵や埃やあくただけで……。

「でもプロデューサーさん。それならその辺の空気でも変わらないんじゃ」

「まぁ、それを言ったら元も子もないが……。だけど亜利沙よ、お前だって思う存分甘露を味わってみたいだろう?」

なんて二人のやり取りが事前にあったほどだ。

だからこうして掃除機を動かしているのも、あくまで産地偽装はしていないと言い張る為のパフォーマンス。

彼らも「万に一つの確率で吸い込めれたらいいんじゃない?」程度の心持ちで、
本来の目的は更衣室という空間を誰のも邪魔されずに堪能する事だけにあった。


そうしてしばらく経った頃。

「プロデューサーさん。ありさ、ふと思ったんですけども」

「なんだ?」

「形の無い空気や香りを集めるより、アイドルちゃんの落とし物を……。
例えば、髪の毛とかを集めた方が買い手はより取り見取りなんじゃ」

けれども亜利沙の提案は、「大馬鹿者!」の一声でものの見事に一蹴された。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
15Res/13.33 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice