【ミリマス】P「俺たちは」亜利沙「ロマンを求め続けますよ〜!」
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2: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2018/03/19(月) 00:05:39.85 ID:FrXSx/7ro

「それで、早速始めますか? ありさの準備はいつでも来いのバッチグーです!」

「ふっ、そう急ぐこともあるまい。連中はレッスンルームへ行ったばかり……作業時間はたっぷりとある」

プロデューサーと呼ばれた男は亜利沙の問いに答えると、
自分も手にしていたハンディクリーナーを掲げてニヤリと怪しく笑って見せる。

……この二人、これから更衣室の掃除を始めようとでもいうのだろうか?

否、彼らの目的は別にある。

それぞれが持っている掃除機は、この日この時の為に徹底した分解掃除を行った一品。

言うなれば完全清潔掃除機で、その内部は汚れの一つ残っておらず、
それを、今から、たっぷりと、更衣室中に広がる塵や埃で汚そうなどとは思って無い。

彼らが集めるつもりでいるのはこの部屋の中の空気だった。

室内には十代、二十代の若き女性アイドル達が残していった芳香が。
すなわち普段使っている香水や、汗の匂いの混じった独特な香りが空気となって存在した。

それを、この男は協力者でもある松田亜利沙の手を借りて、
掃除機という文明の利器の中に閉じ込めてしまおうとしているのだ。


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