Bismarck「死んだフリをして艦娘の反応を見る?」
1- 20
37: ◆6JdLhB27E2[saga]
2018/03/19(月) 20:35:10.27 ID:zajAehwo0
プルルルルル
提督「ん、電話だ」ピッ

軍医長『よう、俺だ。今にビスマルクさんが行く。忙しいから切るぞ』プツッ

提督「あ、おい……聴いたか、グラーフ?」

Graf「ビスマルクが来たらどうするつもりだ?」

提督「別にどうもしねえさ。元からそのつもりだからな」

Graf「そのつもり、か……」

提督「……来たな。食堂の冷蔵庫からメロンを貰ってきてくれ」

Graf「あぁ。分かった」

Graf「(二人きりで話をしたいのだな……あ、メロンは切って持ってきた方が良いのだろうか……)」

ガラガラ
Bismarck「……!」

Graf「あ、ビスマルク。おはよう……」

Bismarck「……ツェッペリン?……そ。おはよう」スタスタ

Graf「(一瞥しただけか……もっと色々言われるかと思った)」ホッ

提督「ビスマルクか。おはよう」

Bismarck「……ぅじゃ……ぃわよ」

提督「?」

Bismarck「何が『おはよう』よ……! アトミラール、ねえ、体は……」

提督「まだ、動くよ」

Bismarck「なんで……、なんで私に、教えてくれなかったのよ」

提督「それは……」

Bismarck「弱ったとこを見られたくなかった? まさか、もちろん、そんな理由じゃないわよね」

提督「……そのまさか。俺の勝手なエゴさ。お前がどう思うかじゃない、俺がどう思うかしか考えてなかった」

Bismarck「……っ」

提督「もちろんお前と死ぬまで一緒に居たかったさ。死ぬまでずっと二人きりでな。でも、そんなの惨めで仕方なかった」

Bismarck「私は惨めだなんて思わない」

提督「だろうな。今考えればそうさ。お前はきっと俺の気持ちを癒してくれる。お前といれば心が落ち着くし、お前といると、なにものにも代えられない幸せを感じる」

Bismarck「ねえ、アトミラール、ここにいつもいるんでしょ?」

提督「ああ、そうだ」

Bismarck「なら、毎日会いに来るから、毎日私に元気な姿を見せてよ。変わらないアトミラールを……」

提督「会いに来てもいいが、変わらないってのは無理だな。……ビスマルク」

提督「弱々しくて、かっこよくもない、こんな俺だけど、死ぬまで俺のそばに居てくれ」

Bismarck「!!」

Bismarck「(そんなの、まるで告白みたいじゃない……やっぱりずるい)」

Bismarck「……もちろんよ。そんなの、ずっと前に誓ったことだもの」

提督「あぁ……そうだったな。そう言われればそうだった」

Bismarck「ところで、病気の方はどうなの?」

提督「あぁ――」


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
61Res/46.20 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice