Bismarck「死んだフリをして艦娘の反応を見る?」
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◆6JdLhB27E2
[saga]
2018/03/19(月) 15:34:00.13 ID:zajAehwo0
Bismarck(あれから二日経ったけれど、アトミラールがそれ以来ドッキリを仕掛けることはなく、艦隊はいつも通りだった。……そう、私がそれを見つけるまでは)
コンコンコン
Bismarck「アトミラール、入るわよ」
以下略
AAS
25
:
◆6JdLhB27E2
[saga]
2018/03/19(月) 15:34:35.01 ID:zajAehwo0
Bismarck(理性で自分自身を律するのは得意だった。いや、だったはず。けど、こうして愛する人の死期を知って、ここまで感情に流されるとは思わなかった。震える体を止めることも出来なければ、後にアトミラールを問いただすことも出来なかった。何一つ、出来なかった)
Bismarck(それから数日、アトミラールは私……艦隊の皆に、いつも通り接してくれたが、怖くて彼の顔は見られなかった。彼はちょくちょく外出するようになり、死場とする病院を探しているのか、葬式の準備でもしているのかと思うと、内心穏やかではいられなかった。考えてみれば、あのドッキリは……)
26
:
◆6JdLhB27E2
[saga]
2018/03/19(月) 15:35:09.11 ID:zajAehwo0
提督「じゃあ行ってくるよ、ビスマルク」
Bismarck「ええ。楽しんできてね……」
Graf「では行こうか、アトミラール」
以下略
AAS
27
:
◆6JdLhB27E2
[saga]
2018/03/19(月) 15:36:12.34 ID:zajAehwo0
Graf「例のドッキリが、まだ終わってない?」
Graf「……そういえば、まだ本命が残っていたな。えっと、誰だったかな?」パクッ
提督「勘がいいな、そういうことだ。言っちゃ悪いが、グラーフ達へのドッキリは、本命への予行練習みたいなもんさ」
以下略
AAS
28
:
◆6JdLhB27E2
[saga]
2018/03/19(月) 15:36:52.62 ID:zajAehwo0
提督「ただいまー」
Graf「もう皆眠っているかな」
提督「いや、執務室はまだ電気がついていたよ。多分、大淀かビスマルクだろうな」
以下略
AAS
29
:
◆6JdLhB27E2
[saga]
2018/03/19(月) 15:37:26.88 ID:zajAehwo0
大淀「末期ガンで、明後日から入院、そしてそれは嘘だ、と」
提督「あぁ。もしビスマルクに話題を振られたら、その時はここの軍病院だとを教えてくれ。……振ってこなかったら、なんて考えたくもない」
大淀「ビスマルクさん、提督のことが心配なんだと思いますよ。決して、嫌いなんかじゃ」
以下略
AAS
30
:
◆6JdLhB27E2
[saga]
2018/03/19(月) 15:38:42.32 ID:zajAehwo0
提督「さて、と。入院当日だな」
Graf「軍病院は近くていいな」
提督「あぁ。軍医長に行ったら快諾してくれたよ」
以下略
AAS
31
:
◆6JdLhB27E2
[saga]
2018/03/19(月) 15:40:02.56 ID:zajAehwo0
とりあえずここまで 次でエンディングです 後日談をちょっと書く予定です
32
:
名無しNIPPER
[sage]
2018/03/19(月) 15:41:16.65 ID:0Du2uggR0
お、後日談あるんか
wktk
33
:
◆6JdLhB27E2
[saga]
2018/03/19(月) 20:14:33.25 ID:zajAehwo0
Bismarck「……ねぇ、大淀」
大淀「なんでしょう?」
Bismarck「提督は、どこに行ったの?」
以下略
AAS
34
:
◆6JdLhB27E2
[saga]
2018/03/19(月) 20:15:30.73 ID:zajAehwo0
Bismarck「入院……。延命治療、それとも? もう、お別れなんて……」
Bismarck「(ひたすら、部屋のベッドの中で涙をこらえる。けれど、思えば思うほど、想いが募ってこらえきれなくなった。到底『枕を濡らす』程度では済むはずがなかった)」
Bismarck「……明日、軍病院に行きましょう」
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