勇太「あ、いっけね」ガッシャーン 樟葉「え?何の音?」
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◆5/bDmVoxZw
[saga]
2018/03/17(土) 00:27:39.82 ID:gVz/OtBY0
勇太「二人で予備のまな板でチョコ板のカットしよう」
樟葉「あ、ちょっと待ってね」
勇太「え?」
樟葉「すーーーーはーーーーー。よし!」
勇太「何の真似だよ」
樟葉「斬撃前の儀式?」
勇太「何で疑問形!?」
樟葉「これするとね、目の前がすっきり落ち着くんだよ」
勇太「うぇ……。六花みたい。変なことやってさ」
樟葉「効果あるよ。お兄ちゃんもやってみる?」
勇太「いやそうじゃなくて、呼吸すればいいのにそんな盛大な。お前の顔の下に集中力が5%アップしたメッセージ表示されてる」
樟葉「いやいやお兄ちゃんだけでしょ。やろう」
勇太「」トントントン
樟葉「」トントントン
勇太「(肩が痛い……)」トントントン
樟葉「」トントントン
勇太「」トントントン
樟葉「こうやってね」
勇太「ん?」
樟葉「二人並んで料理するの、何気に初めてだよね。前はお兄ちゃんアシストだし」
勇太「懐かしいよな。そういえば樟葉が揚げ物したいって我儘言うばかりにお母さん看守で」
樟葉「あれは例外。あのときの私は違う。あの時の私は私じゃなかった。私じゃないの!」
勇太「プッ」
樟葉「揚げ物できないなら大人じゃないってどう思う!お兄ちゃん!」
勇太「なんだよそれ」
樟葉「いや、別に…...。ほら、なんか変じゃん。架空の友人つくって架空の友人にバカにされてムキになって」
勇太「それとこれと何の関係が」
樟葉「お兄ちゃん!!!むうぅっ!ううぅ!!!!!」
勇太「えっ……。なんなんだよ……。ひょっとしてお前のなるもう一人の人格、紅葉ちゃんのことか?」
樟葉「違うもん!違う!バカ!あんな汚らわしい奴一緒にしないでよ!!紅葉はねえ違うの!紅葉ちゃんは天使!私の気分を察して出てくるの心の中に!」
勇太「(六花に毒されたのか……。今度リッカスに拷問をかけよう)」
樟葉「紅葉は守る。もうほんとお兄ちゃんは使えないんだから。それちゃったね。こうしてできるなんていいねって。最近私達あまり喋らないじゃん。昔と変わったなって思った」
勇太「うん……」
樟葉「……」
勇太「もしさ、俺と六花がけっ……。俺が遠くに行くとしたら、やっぱり寂しい?ほら、お兄ちゃんだから」
樟葉「……。行っちゃうの…….?」
勇太「いや、仮の話だから!!」
樟葉「…….。このままいてほしいな……」
勇太「樟葉……」
樟葉「なーんて、嘘だピョン!お兄ちゃんの好きなことが一番最高だよ!」
勇太「くずは……。うっぐす……」
樟葉「ご、ごめん、なんかわるいね」
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