466: ◆TMTTBwd/ok[saga]
2019/03/21(木) 00:17:09.74 ID:r+RhLGVa0
男「お前、好きな人いたの!?」
女「うん。ずっーと前から好きな人がいたよ。その人が傍にいてくれればそれだけで幸せになれるくらい好きだった」
女「でも、その人は私以外の人に恋をしてしまった。その二人を引き裂こうといろいろ策を巡らせたりしたんだけど……会長くんと一緒で失敗に終わっちゃった」
467: ◆TMTTBwd/ok[saga]
2019/03/21(木) 00:19:04.14 ID:r+RhLGVa0
女「会長くんは私が面倒みるから、男くんはお店に戻りなよ」
男「お前が?」
女「うん。同じ境遇の者同士いろいろ話してみたいの」
468: ◆TMTTBwd/ok[saga]
2019/03/21(木) 00:26:12.10 ID:r+RhLGVa0
女「ここで話すのもなんだし、どっかお店入る?」
会長「……その前に聞きたいことがあるんだけど」
女「いいよー。胸の大きさ以外なら答えてあげる」
469: ◆TMTTBwd/ok[saga]
2019/03/21(木) 00:30:26.43 ID:r+RhLGVa0
会長「ち、違うのかい……?」
女「残念なことに私は男くんの男性としての良さがわからないからねー。わかるのは幼だけ」
会長「……だからこそ、彼女は彼に惹かれたんだもんね」
470: ◆TMTTBwd/ok[saga]
2019/03/21(木) 00:42:48.18 ID:r+RhLGVa0
女「そういうことで言うと、君は幼に興味もたれてなかったってことなんだけどね」
会長「ず、ずいぶんはっきり言うね……」
女「それが真実だからね」
471: ◆TMTTBwd/ok[saga]
2019/03/21(木) 00:54:25.40 ID:r+RhLGVa0
女「君のしたことは間違ってたと思う。世間は誰も認めないし、許されることじゃない」
女「でも、私は否定できない。誰かが君の行動を間違っていると糾弾しても、私は君の味方側に立つ」
会長「……ありがとう」
472: ◆TMTTBwd/ok[saga]
2019/03/21(木) 00:57:56.28 ID:r+RhLGVa0
女「まったく。そんなんだから男くんに好きな人を奪われるんだよ」
会長「君は慰めたいのか、傷を抉りたいのかどっちなんだい!」
女「どっちでもないけど?」
473: ◆TMTTBwd/ok[saga]
2019/03/21(木) 01:31:43.46 ID:r+RhLGVa0
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数時間後 駅前
幼馴染「お待たせ!」
474: ◆TMTTBwd/ok[saga]
2019/03/21(木) 02:24:08.53 ID:r+RhLGVa0
移動中
幼馴染「そういえば、会長ってなんでいなくなっちゃったんだろうね?」
男「お前が言うか……」
475: ◆TMTTBwd/ok[saga]
2019/03/21(木) 02:36:57.23 ID:r+RhLGVa0
男「まー、でも俺の気持ちにさえ気付いてなかったもんな。ただ単に幼は鈍感ってことか」
幼馴染「もー、なんなの?」
男「……ってことは、だ」
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