462: ◆TMTTBwd/ok[saga]
2019/03/20(水) 23:26:01.30 ID:H4qI8FF10
会長(幼くんの気持ちにどうして気付かなったんだろう)
会長(……いや、そうじゃない。僕は気付いていたんだ。なのに……)
男「おい」
463: ◆TMTTBwd/ok[saga]
2019/03/20(水) 23:32:26.75 ID:H4qI8FF10
会長「で、用件はなんだい? 負け犬を嘲笑いにきたのかい?」
男「ああ、そういうのも有りか」
会長「はっ?」
464: ◆TMTTBwd/ok[saga]
2019/03/20(水) 23:37:36.42 ID:H4qI8FF10
会長「僕は気付いていたんだ。幼くんが君に惚れていることに。だからこそ、僕は君を幼くんから遠ざけようとしたんだ……」
男「ああ、効果は抜群だったぜ。お前に言われてから、俺は幼を避けるようになったし」
会長「……そうなれば、幼くんが振り向いてくれると勘違いしてしまったんだ。……そんなことあるわけないのに」
465: ◆TMTTBwd/ok[saga]
2019/03/20(水) 23:42:19.18 ID:H4qI8FF10
会長「知り合いかい……?」
男「こいつは北高の生徒だよ。3年間同じクラスでな」
女「君は会長さんだよね? 男くんから話は聞いてるよ」
466: ◆TMTTBwd/ok[saga]
2019/03/21(木) 00:17:09.74 ID:r+RhLGVa0
男「お前、好きな人いたの!?」
女「うん。ずっーと前から好きな人がいたよ。その人が傍にいてくれればそれだけで幸せになれるくらい好きだった」
女「でも、その人は私以外の人に恋をしてしまった。その二人を引き裂こうといろいろ策を巡らせたりしたんだけど……会長くんと一緒で失敗に終わっちゃった」
467: ◆TMTTBwd/ok[saga]
2019/03/21(木) 00:19:04.14 ID:r+RhLGVa0
女「会長くんは私が面倒みるから、男くんはお店に戻りなよ」
男「お前が?」
女「うん。同じ境遇の者同士いろいろ話してみたいの」
468: ◆TMTTBwd/ok[saga]
2019/03/21(木) 00:26:12.10 ID:r+RhLGVa0
女「ここで話すのもなんだし、どっかお店入る?」
会長「……その前に聞きたいことがあるんだけど」
女「いいよー。胸の大きさ以外なら答えてあげる」
469: ◆TMTTBwd/ok[saga]
2019/03/21(木) 00:30:26.43 ID:r+RhLGVa0
会長「ち、違うのかい……?」
女「残念なことに私は男くんの男性としての良さがわからないからねー。わかるのは幼だけ」
会長「……だからこそ、彼女は彼に惹かれたんだもんね」
470: ◆TMTTBwd/ok[saga]
2019/03/21(木) 00:42:48.18 ID:r+RhLGVa0
女「そういうことで言うと、君は幼に興味もたれてなかったってことなんだけどね」
会長「ず、ずいぶんはっきり言うね……」
女「それが真実だからね」
471: ◆TMTTBwd/ok[saga]
2019/03/21(木) 00:54:25.40 ID:r+RhLGVa0
女「君のしたことは間違ってたと思う。世間は誰も認めないし、許されることじゃない」
女「でも、私は否定できない。誰かが君の行動を間違っていると糾弾しても、私は君の味方側に立つ」
会長「……ありがとう」
641Res/292.13 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20